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スーパーヒーロー戦記
第71話 再戦!マジンガーZ対戦闘獣軍団
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ていた。
 やがて、殴り終えたZは再び鳥型将軍を両腕で持ち上げて頭上へ掲げる。
「そら、最期にもう一回大空へと飛ばしてやるよ!」
 最期の情けかの如く鳥型将軍を大空へと投げ飛ばす。遥か上空へ飛んだ後、羽を失った鳥型将軍は自由落下の状態に入りZの待つ地面へと真っ逆さまに降下していった。
 そして、鳥型将軍が見た最後の光景。それは地面で両腕を天に突き出し仁王立ちするZと、そのZの胸の赤い放熱板が発熱している光景であった。
「これでトドメだ! ブレストファイヤー!」
 マジンガーZ最強の武器であるブレストファイヤーが鳥型将軍の体を包み込んで行った。そのボディは高熱に溶け出し、あっと言う間にドロドロの液状になり地面へと再び着地した。
 目の前には大勢の戦闘獣達の亡骸と、三大将軍の無残な死に様が其処にあった。
 後に立っているのはマジンガーZしか居ない。
 戦闘は終わった。マジンガーZの圧倒的な勝利に終わったのだ。
「へへっ、リベンジマッチは俺の勝ちだな。さてと、此処には皆居ないし、さっさとアミーゴへと移動するか。」
 ヘルメットを脱ぎ、頭を掻き毟る甲児。気がつくと体中が汗ばんでいた。激戦を経たのだから緊張の為に汗ばんだのだろう。
 手の甲で強引に汗を拭いとり溜息を吐く。戦闘は終わったのだが当初の目的は全く果たせていない。
 結果として振り出しに戻ってしまった事になる。
「まぁ、皆の居る場所は分かった訳だし、リベンジマッチも勝てた訳だし、結果オーライって事で良いか」
 自分自身にそう言い聞かせて納得し、Zは再び大空へと舞い上がる。目指すは仲間達の待つ喫茶店アミーゴへ。




     つづく
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