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スーパーヒーロー戦記
第62話 決めろ!必殺キック
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は多少きついところがあった。しかし、言い分としては正しい。フェイトが今のバルディッシュを使いこなせない最大の理由は自分自身がそのパワーアップしたバルディッシュのパワーについていけてない事が挙げられる。
 ならばどうすれば良いのかは、自ずと見えてきた。扱えない代物なら扱えるようになれば良い事だ。理屈は簡単だった。だが、其処へ行き着くまでが大変なのだが。

「すぐにリンディさんに許可を貰って来ます。でも、何処で特訓するつもりなんです?」
「俺が昔柔道の特訓をしていた秘密の場所がある。其処でなら思い切り暴れられるだろう」

 何とも物騒な事を涼しげな顔で言う。暴れられるって……
 フェイトは思わず苦笑いを浮かべた。そんな言い方をされたら、まるで自分は何処かの暴君みたいではないか。もしくは何処かの白い魔王とか?
 等と危ない内容を頭の中で再生させながらも口に出さない所は流石でもあった。

「それじゃ、早速母さんに許可を貰いに言って来ますね」
「あぁ、それと他に行きたい奴等が居ないかどうか聞いてきてくれ」
「分かりました」

 頷き、フェイトは部屋を後にした。それから数分後、再び二人は合流した。リンディから許可は得られた。また、その他に特訓に付き合いたいと言うメンバーもまた居た。
 それはフェイトと風見志郎を中心にしてアルフ、クロノ、結城丈二達と言った魔導師と仮面ライダーメンバーが中心であった。
 逆にアースラに残るメンバーが剣鉄也、ゲッターチーム、郷秀樹と言ったスーパーロボットとウルトラマンのメンバーであった。

「これで全員か? よし、それならば早速移動しよう。場所は俺が案内する」

 風見の案内の下、一同はフェイトの特訓と各々の特訓も兼ねてアースラを離れた。移動はアースラの転移装置を利用しての事なので一瞬で行ける。その後は定時連絡を行いきりの良い所で拾いに来て貰えばそれで済む。
 だが、そうは問屋が卸さないのが物語の面白いところでもあり面倒な所でもあった。




     ***




 突如けたたましいアラート音が艦内全体に響く。その音に導かれるようにアースラに待機していたメンバーが皆ブリッジに集まる。

「全員揃ったようね、エイミィ」
「はい」

 頷き、エイミィがコンソールを操作し、モニターを映し出す。其処には一体の怪獣が映し出されていた。古代白亜紀に生息していた首なが竜を思わせる外観をしており、頭部には二本の角が生えている。

「何だアイツは? 恐竜時代から居た奴か?」
「ふっ、どうやら俺達は余程恐竜に縁があるんだろうな」

 隼人が笑いながら言う。彼が言っているのは間違いなく既に滅んだ恐竜帝国の事を言っているのだ。古代白亜紀に栄華を極めていた爬虫人類。だが、彼等は突如
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