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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十九話    『外伝7 四家族合同旅行(前編)』
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転がってしまった。

「わっ、とっ! うわぁ!?」
「む、難しいね…」
「運動神経がいいフェイトちゃんやアルフさんでも最初はやっぱりこけちゃうものなんだね」
「そういうなのはだっていっぱいこけてるよ?」
「うん…結構自信あったんだけどね」
「ふぅ…なのはとフェイトとアルフの苦手な部分はもう把握したわ。次からは転がせないわよ」

シホの力強い宣言に私達は修行気分になった。
これもスキルを習得する訓練と思えばすぐにこなせるかもしれない。

「「「お願いします!」」」
「了解。それとセイバーはどうしようか…」

セイバーさんの方を見ればすでに初級コースは完璧にマスターしたのかスイスイと滑っていた。

「シホ。私の事はもういいですので後はナノハとフェイトとアルフの面倒を見てあげてください」
「そう? セイバーがそう言うなら分かったけど」
「私はキョウヤやミユキ達と一緒に滑ってきます」
「わかったわ。セイバーは楽しんできてね」
「ええ。ですが後ほど勝負をしましょう、シホ」
「え、ええ…」

シホが苦笑いを浮かべながらセイバーさんを見送っていた。
苦笑いの真相を聞いてみると四日間の世界で一度水泳で勝負をする事になったんだけどセイバーさんの負けず嫌いが発動して力尽きるまで付き合わされたという話だ。
しかも全力でやらないと「手を抜いていましたね…?」と言われてしごかれたという。
それは確かに怖いかも…。セイバーさんってやっぱりスパルタなんだね。
それでなのはと一緒に気持ちを切り替えてシホの的確な指示に従いながら午前中は訓練していった。
そして時間は過ぎていきお昼になりスキー場の食事処で食事をとっていた。

「なのはにフェイトにアルフ。三人共かなり上達したじゃない」
「あ…えへへ。そうかな?」
「そうかな…」
「あたしもそう思うよ」
「ええ。もうこれなら午後から中級コースにいけると思うわ」
「シホちゃんのおかげだね」
「うん」

そこで隣で話を聞いていたアリサが声を上げて、

「それじゃシホ。午後は上級コースであたしと勝負しなさい!」
「アリサちゃん、私が先にシホちゃんと予約していたんだよー?」
「あはは…。二人同時に相手をしてあげるわよ。ということでなのはにフェイト。
後は二人の判断に任せるけど決して無断で上級コースにいかないように。
ましてエクストラコースなんてきたら心が折れるから絶対に来ないようにね」
「上級以上にコースがあるの…?」
「ええ。山の頂上で傾斜45度の急な坂でデコボコがいっぱいあって道も蛇行していて一度踏み外すとなれてない人はそのまま回転して転がり落ちちゃうかもね。最悪遭難ね」

私は多分顔を青くしているだろう。
そんな、まだやっと中級クラスにいけるところな
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