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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-43 all one's strength
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動き出す。
一夏が最初と同じように粒子砲を麗矢に向けて打ち出す。
無理して受けようとはしない麗矢はそれを軽く避ける。
だが、その避けた先に一夏が接近していた。いや、肉薄していた。
「うおおおおっ!!!!」
雄叫びを上げて、単一能力《ワンオフ・アビリティー》である《零落白夜》を発動させ、麗矢に斬りかかる。
そして、それは麗矢に当たる。
強制的に絶対防御を発動させて、一気にシールドエネルギーを削る。
麗矢は声も上げることもなく、後ろに吹き飛ばされた。
――――そう、吹き飛ばされたのだ。
一夏は疑問に思う。
雪片二型が単一能力を発動させている間は鋭利な刃物と同じようなものなのだ。
であるなら吹き飛ばされるはずがないのだ。
一夏は吹き飛ばされてアリーナの壁にぶつかって、土煙を上げているところを油断することなく睨み続ける。
ブオンという音とともに土煙が払われた。
それによって麗矢のことが見えるようになった。
煙の切れ間から一夏は麗矢の様子を窺う。
「――――なっ!」
一夏は思わず声を上げてしまった。
一夏が麗矢を見たとき、麗矢に対して恐怖を抱いた。
左手に青いエネルギーによって構成されたおおよそ二メートルほどのブレードを持っている。
機体は吹き飛ばされたことによって幾分かダメージを食らっている。
そのダメージは麗矢本体にまで及ぼしている。
口から血を流し、頭から血を流して、もはや満身創痍と言ったところだろうか。
だが、一夏は麗矢のけがに対して驚きの声を上げたわけではない。
麗矢の左目から青い焔が揺らいで見えることに驚いたのだ。
しかも麗矢は右手にも左手に持っている同じような青いブレードを持っている。
「…………アクティベート」
麗矢が何かを呟いた途端、麗矢を中心にして青い何かが噴き出す様に広がる。
そして、より一層青い光が強く閃光を放った。
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