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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十八話    『外伝6 八神家での御食事会』
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フェイト。戦闘ごとに関しましては自信はあります」
「あははー。セイバーさん、なんも管理局でもそない戦闘ばっかやったら大変やし身が持たんやろ?」
「むっ…確かにそうですね。不謹慎な発言でした」

それからセイバーさんはお皿の出し入れくらいを手伝いながら、そして私達ははやてちゃんの調理の手伝いをしながら料理を作っていった。
私達も含めると十一人分も作らないといけませんから大変です。
そこでパティシエールの腕を持つお母さんに最近実力が追いついてきたシホちゃんが力を発揮するなど色々ありました。
そんな事もあり料理が出来上がった後は、私達ははやてちゃんにお茶を出してもらい休んでいました。

「ほんならみんなは正午過ぎには帰ってくるんでゆっくりしといてな」
「うん!」

それから今の日常などの会話などをしていました。

「なのはちゃん達は今夜から旅行やったよね? もう準備はできてるん?」
「うん。大丈夫だよ。…でも、はやてやシグナム達も一緒にいけたらよかったんだけどね」
「まー行動拘束はそんなにないけど一応自粛やね。マジメに罪を償ってかんとアカンし…。
重い怪我した人がおらんかったんは不幸中の幸いやけどな。シホちゃんを除いて…」
「あはは…」

何気ないダメ出しでシホちゃんが苦笑いで返す。

「シグナムやヴィータは強いからね。手加減もうまくやったんでしょ?」
「そやね。ホンマに優しい子達やから」

そこではやてちゃんは「でも」と一回話の区切りをつけてから、

「蒐集のコトとか早く気づいてあげられたらよかったんし、私がもー少ししっかりしていたらよかった。
過ぎたこと後悔してもしゃーないけど、せめてちゃんと罪を償ってあの子達のこれからを幸せな毎日にしたげなあかん」
「それはよい心がけです、ハヤテ。私も助力ですがお手伝いをします」
「私もよ」
「ありがとな、シホちゃんにセイバーさん」
「でもはやてちゃん、どこか大人っぽく見えたね」
「うん。驚かされた…」
「まぁ色々と自覚せなあかんしな。自分の罪としっかりと向き合わなければいかんし…」
「うん。それは私もあったな…」

フェイトちゃんもどうやら過去の事を思い出しているみたい。

「みな誰しも大なり小なり罪なことは持ち合わせています。
肝心なのはそれをどう自身の中で処理して未来への架け橋にしていくかです。
私も…過去にたくさんのものを切り落としてきましたから罪がないといえば嘘になります」
「それを言ったら私はこの世界に来る前までは助けはしても心までは救えずにきていたからそれが私の罪といってもいいわ」

なんかみんなの罪の度合いについての話し合いになってしまいました。
でも、そんな話しはいけないと思ったのかすぐに終わりました。
居心地悪くな
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