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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十八話    『外伝6 八神家での御食事会』
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顔でセイバーさんの攻撃をただ受けだけになっている…」

そうなのである。
シホちゃんがあんな押されている光景を初めて見て私とフェイトちゃんは呆然としてしまい、同時にセイバーさんがそれだけ強い事がありありと思い知った。
そして時間は過ぎていき、シホちゃんの竹刀の片方が弾かれてしまい頭に面をもらい勝負は決した。

「はぁ、はぁ…参りました」
「よく頑張りましたねシホ。別れた後からも精進を怠らなかったようですね。かなり腕があがって成長していますよ?」
「セイバーから一本取れなきゃまだまだよ…」
「まだそう簡単には一本を取らせませんよ。ギルガメッシュのように慢心王になってしまうようでは困りますので…」
「はは…手厳しいわね。でも久しぶりにセイバーとやれて楽しかったわ」
「私もですよ。シホ」

セイバーさんが笑みを浮かべたところでこちらへと振り向き、

「もう入ってきても大丈夫ですよ? ナノハにフェイト」
「えっ!? 二人共いたの…!」

シホちゃんが本当に今気づいたかのようにこちらへと視線を向ける。
私達が来たことにも気づかなかったなんて…それだけシホちゃんが集中していたわけで、やっぱりセイバーさんはすごく強い。

「すごい戦いでした…私達の強さの憧れのシホがこうも押されるなんて…やっぱりセイバーさんは強いですね」
「ふふ、ありがとうございます。これでも騎士王と呼ばれていましたからまだまだ遅れは取らせません」

穏やかにセイバーさんは笑みを浮かべる。
でもそれだけシホちゃんの成長が嬉しいのかな?

「でも、セイバーさん。シホちゃんって昔は本当にそんなに弱かったんですか? 私達にはあまりイメージがわかないんですけど…」
「…弱い、というかそれ以前に命知らずでしたね。
サーヴァントにはたとえ魔術師であろうとも絶対にかなわない程の実力の差があるというのに…。
シホ…いいえ、シロウときたら何度も私が戦うというのにあろうことか『女の子がそんな危ないことをしちゃダメだ!』と言ってきたのです。
当時の私はかなり腹に煮えくり返るものがありましたね。
しかもアーチャーと戦闘はするわギルガメッシュとも戦っている姿を見せられ何度ヒヤヒヤさせられた事か…」

それでシホちゃんは居心地悪く苦笑いを浮かべていました。

「でも、当時はホントに知識とかなかったからセイバーを使い魔として見れなかったのよ」

シホちゃんがそう言うけど確かに、

「私もセイバーさんをただの使い魔として見れる自信はありません」
「…はぁ、ナノハもそう言うのですか。困りましたね、どうやらシホとあなたは似ている所があるようですね」

セイバーさんがため息をつきながらそう言ってきました。
うう〜、確かに私も一度決めたら覆さないところがある
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