第58話 最強タッグ! 宇宙怪獣をぶっとばせ
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が全身を駆け巡る。
「良くやったぞボス!」
「後は俺達に任せてくれ」
「言われなくてもお任せしますわよぉん!」
戦闘はゲッターロボGとグレートマジンガーに一任してボロットはそそくさと離れる。それを確認した二体がギルギルガンを睨んだ。
「さぁ、リターンマッチだ!」
「今度こそバラバラにしてやるぜ!」
その言葉を皮切りに戦闘が開始された。態勢を立て直す前に何としても叩き潰さねばならない。一切の容赦なくその攻撃は放たれた。
ゲッターのトマホークがギルギルガンの細い足を切り裂き、グレートのマジンガーブレードが人間体のギルギルガンの胸部に突き刺さる。もがき苦しむギルギルガン。
其処へ間髪居れずに叩き込まれるゲッタービームとブレストバーン。二体の連携に翻弄されるギルギルガン。
「良いぞ鉄也君!」
「おう、決めるぞ、リョウ君!」
二体のチームワークによる勝利は目前であった。だが、その時突如上空からギルギルガンを投下したマザーバーンが飛来する。
乗っていたのは勿論ブラッキーであった。
「おのれぃ、マジンガーにゲッターめぇ。まさかあのギルギルガンを圧倒するなどとは……」
「随分旗色の悪い事ですなぁブラッキー殿」
隣に居た男が微笑みながらそう言った。黒い体に雄雄しき角を生やした男であった。
「う、五月蝿い! 貴公に言われんでも分かっておるわ! バレンドス殿」
「だが、この結果は既にベガ大王の耳にも入っている。大王はお怒りだ」
クククと微笑みながらそう言うバレンドスにブラッキーは焦る。ベガ星連合軍の総大将でもあるベガ大王の怒りを買えば只では済まない。だが、それは其処に居るこの男もまた同じ事だった筈。
「だ、だがそれは貴様とて同じ事だろう? 我等は同罪だ!」
「そう、だからこそ貴公は命がけで奴等を叩きのめすのだ」
「な、何を言っているのだ?」
全く話が見えてこないブラッキー。するとそんな彼にバレンドスは銃口を突きつけた。
「き、貴様……」
「ブラッキー殿は名誉の戦死をなされた。俺はそんな貴方の死に様をこの目に焼き付けるとしよう」
「お、おのれぇ、バレンドs――」
言い切る前に銃声が響いた。それと同時に倒れるブラッキー。バレンドスは早速円盤の操縦をオートにしてギルギルガン目掛けて突っ込ませて行く。
「さぁギルギルガンよ。このマザーバーンを食って最後の進化を遂げよ。そうすれば貴様は無敵! グレートマジンガーとゲッターロボを叩きのめすのだ!」
声高らかに笑いながらバレンドスは一人小型円盤に乗り脱出する。マザーバーンがギルギルガン目掛けて突っ込んで行く。
「あの円盤、何をするつもりだ!」
「何をする気か知らんが好きにはさせん!」
即
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