第58話 最強タッグ! 宇宙怪獣をぶっとばせ
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に一同が唖然とした。正しくガラクタロボットであった。一体どの様な原理で動いているのか気になる。
が、今回はそれが有り難い事となった。ボロットを使えば上手くあのギルギルガンを誘導出来る。
「ふっ、ガラクタロボットもたまには役に立つもんだな」
笑みを浮かべながら言う鉄也。その呟きを聞いた途端辺りでドッと笑い声が響いてきた。
***
「え? バルディッシュが!?」
医務室内に用意されたモニターを見てフェイトがそう言葉を発した。モニターの向こうには甲児が映っている。普段着ではなく白衣を身に纏い以下にも科学者風に見えた。
【あぁ、お前のデバイス相等損傷が酷かったからな。俺なりに改良を施してみるつもりだ】
「それで、どんな改良を?」
【これだ】
甲児が見せたのはある古代の文面であった。それはフェイトの故郷であるミッド語に似ていたが読めない。見た事のない言語だったのだ。
「甲児さん、この言語は一体何ですか?」
【これは古代ベルカ語だ。これによるとこの時代にはデバイスにカードリッジシステムってのを使ってたようなんだ】
カードリッジシステム。聞いた事のないシステムであった。
一体どんなシステムなのだろうか。だんだんフェイトの中に期待が高まってきた。
【これの文面によるとそのカードリッジシステムを応用する事で一時的にお前の魔力をブースト、つまり飛躍的の向上させる事が出来るんだ】
「凄い、それなら私ももっと戦えるようになるんですね?」
【勿論だ。只これはまだ試作段階だから余り多様はするな。どんな副作用があるか分からないからな】
どうやらまだ全て解明できた訳ではないようだ。それでも有り難い事だ。以前ゴルゴム三神官に挑んだは良いが返り討ちに遭いバルディッシュも酷い損傷を受けてしまった。その為アースラでは修理が難しいと言うのでミッドチルダに居る博士陣に修理を依頼したのだ。
するとその中で甲児が名乗りをあげて取り出したのが古代ベルカ時代に使用されていたカードリッジシステムの組み込みであった。
その発想は今までにない事でもあった。それは一重に甲児だからこそ出来るとも言える。
「それにしても凄いですね甲児さん。たった半年で其処までの事が出来るようになるなんて」
【なぁに、俺なんてジェイル教授や光明寺博士に比べたら逆立ちしたって勝てないよ。それじゃこれで切るぞ。今から作業に入るからよ】
「お願いしますね。甲児さん」
【任しとけ! バッチリ整備して送り返してやるからよ】
締めに満面の笑みを浮かべて映像を切った。以下にも甲児らしいやりとりだ。
常に笑顔を振りまき、チームのムードメーカーであり続ける。そんな彼が居たからこそ、どんな戦いにも挑
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