第58話 最強タッグ! 宇宙怪獣をぶっとばせ
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いる現状に鉄也が首を傾げるしか出来なかった。だが、其処へゲッターチームが通信を送る。
「鉄也君、此処は一旦引き返すんだ。今のままじゃ俺達も奴の餌食になるだけだ」
「冗談じゃねぇ。こいつは絶対に倒す。お前等は引っ込んでろ!」
「その状態で出来る筈がないだろう。今は戻って修理するべきだ」
「五月蝿い! 俺に指図するな」
立ち上がりギルギルガンへと向うグレート。その時だった。突如ギルギルガンの体に異変が起こったのだ。亀の胴体と虫の足、そしてトカゲの頭部だったギルギルガン。その背中に突如巨人の上半身が現れたのだ。
「な、変態しただと!」
驚く鉄也。其処へ間髪居れず巨人の拳が繰り出された。凄まじい衝撃がグレートに襲い掛かる。かなりの距離を飛ばされてビルにたたきつけられてしまった。
「ぐっ、くそぉ……こんな所でおめおめ引き下がれるか! 俺には戦う事しか出来ないんだ! あいつらみたく笑い会う事なんて出来やしないんだ!」
再び立ち上がる。だが、その時アースラからの通信が入る。
「聞こえますか? グレートマジンガー、並びにゲッターロボG,至急帰還して下さい」
「何の真似だ? こいつをみすみす見逃せと言うのか?」
「海鳴市を調査していたフェイトちゃんが負傷したんです。デバイスの損傷も酷くて……」
「な、何だと!」
その内容を聞いた時、鉄也の顔が一変した。自分が最も信頼を寄せている人物が負傷した。それを聞いた以上平静を保っていられないのだ。
「くそっ!」
舌打ちし、グレートが大空へと舞い上がる。急ぎアースラへと帰還する為だ。
「リョウ、俺達も引き上げるぞ」
「待て、あのロボットもつれて帰るぞ。あのままじゃ餌食になるだけだ」
竜馬がそう言い眼下に居るボロットに牽引用のワイヤーを突き刺しそのまま吊るして持ち帰った。残されたギルギルガンは再び破壊活動を開始した。まるで我が物顔で暴れまわるように。
***
アースラに帰還した鉄也はいの一番に向ったのは医務室だった。其処にはベットの上に座っていたフェイトが居た。
「無事だったか?」
「はい、こっぴどくやられちゃいましたけど……」
とても悔しそうにフェイトは言った。彼女の話を聞く所によると。青年を助けるまでは良かった物の、挑んだ三人の謎の者達の前に返り討ちに遭いバルディッシュも壊され危うく殺される所だったのを仮面ライダーに助けて貰ったそうだ。
「仮面ライダーって……風見か?」
「違う。フェイトの話によると黒い仮面ライダーだそうだ」
「黒い……ライダー?」
そんなライダーは聞いた事がない。敵か味方か、判別するには情報が明らかに少なすぎる。
「とにかく、フェイトも
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