第56話 蘇れ、われらのゲッターロボ
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た。
其処には一体の巨大なロボットが納められていた。それを見た時、ついてきた三人は仰天する。
「こ、これは!」
「左様、かつてのゲッターロボは既に破壊されました。しかし、ワシ等は此処に新たなゲッターロボを完成させたのです」
「新たなゲッターロボ!?」
初耳であった。今まで連絡が取れなかったのは恐らくこれを製造している為だったようだ。それならば合点も行く。
それにしても見れば見るほど凄まじい物であった。全体のフォルム的にはかつてのゲッター1を彷彿とさせる。しかしその全長は前の時よりも一回り大きい。恐らく50mはある。
全体的にもかなりのパワーアップが施されている感じがする。
「その名を【ゲッターロボG】。これにはワシが長年の歳月を掛けて完成させた【ゲッター線増幅炉】を内臓してあります。そのお陰でこのゲッターロボGのパワーはかつてのゲッターロボの約10倍にまで跳ね上がってるのです」
「凄い! それならどんな敵にも負けないんですね!」
なんとも嬉しい報告であった。これが戦列に加わってくれるならとても有り難い。
が、其処で早乙女博士が苦い顔をしだす。
「ですが、一つ問題がありまして……」
「問題、ですか?」
「皆様もご存知の通り、突如襲撃してきた謎の勢力の攻撃により武蔵君が死んでしまいました。その為パイロットが居ないのです」
そうであった。謎の襲撃者の攻撃によりゲッターロボは大破してしまい武蔵が死んでしまったのだ。今のゲッターチームは二人しか居ない事になる。
「一応リョウ君とハヤト君の二人には引き続きパイロットをやって貰う事となりましたが、未だに三人目が見つからないのです」
「そうなんですか。ところで……そのリョウ君とハヤト君はどちらに?」
そう言えば此処に来てから彼等に会ってないのだ。一体何処に行ったのか?
「それなら案内します」
再び早乙女博士が三人を連れて場所を移すこととなった。次に訪れた場所はとあるトレーニングルームであった。その中には高速で回転する乗り物があった。遠目から見ていると恐ろしい速さで回っているのが分かる。並のアトラクションではあの速度は出せない。それ程までに恐ろしい程の回転を出していたのだ。
やがて、そのマシーンが停止し、中からフラフラな足取りで竜馬と隼人の二人が現れる。
「どうかね? 新型ゲッターロボと同等のスピードの味は?」
「ははっ、些かグロッキーですよ」
「あんな化け物をこれから乗りこなすなんて考えるだけでも鳥肌もんだぜ」
早乙女博士の前には相変わらずの二人が居た。どうやら二人共元気なようだ。フェイトは安堵した。
「二人共元気みたいですね」
「ん? その声はフェイトちゃんか」
二人がフェイト達を見てさっ
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