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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十七話    『これからの未来への道』
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んなさいとしか言えない。

「…ごめんね。その時はまだマスターがはやてだとバレるのはまずかったのよ」

それでむくれる二人になんとか説得をして話を進める。
再度の戦闘で私はわざとシャマルさんに魔力を蒐集させたことなど。
三度目の戦闘で記憶喪失の士郎と戦い記憶を強制的に思い出させたこと。
はやてが入院すると言ってその時にまた守護騎士達と会い、士郎の使い魔化している現状を利用してはやてに憑依させてはやての目を覚まさせる役割を担わせた事。
そしてここではまだ正体は私の口では言う事ができないけど仮面の男達とも交渉をして計画を練っていった事など。

「シホとフィアットは裏から色々とはやてを助けるために動いていたんだね」
「ええ。皆に話さなかったのは中途半端に闇の書の主であるはやてが捕まったら助けることができないし、情報が漏れちゃう可能性もあったから隠していたのよ」
「そっか。そんな理由があったなら私は怒らないよ、シホちゃん」
「うん。シホのやり方は良かったと思う。でも本音を言えば話して欲しかったけどね」
「うん…」

それで一度話は切れる。
そして計画決行の日の12月24日。
はやてが闇の書を覚醒させて私達に襲いかかってきた事。
すずか達を守った後、私とフェイトは闇の書に夢の世界に引きずり込まれてしまった事など。

「…私の夢の中ではアルフ以外にアリシア、リニス、母さんが生きていてとても幸せな時間だったと思う。
でもこれは所詮は夢だとわかっていたからアリシアとは別れたくなかったけど、でもここをでる決意をして夢の世界を破壊したんだ」
「フェイトはそんな夢を見ていたのね…」
「シホは…?」
「うん。私は前の世界での一番充実していて幸せが確かに存在した衛宮の家での家族と呼べた人達との暮らしだった。
でもそれはすぐに夢だと思い、夢の中で出てきたイリヤとセイバーに聞き出した。
そしてこの世界に浸っていたら二人に対して裏切りになると思ってすぐに夢からは抜け出すことができたのよ。
でも、まだ違う夢が続いていた。そこでは聖なる錬金術師…シルビア・アインツベルンが登場する夢だった。
シルビアさんは私の魂に憑依して眠っていたらしく、私に思いを託すために夢の中に現れたの。
そして私はシルビアさんと魂を完全に融合させ記憶と力…第三魔法『魂の物質化』と、それが劣化する前の一回しか使えることができない裏技『創造物質化』の魔法を引き継いだのよ。
そして夢から脱出した後ははやての知っている通り…。
はやては夜天の魔導書の主として完全覚醒し皆と協力して闇の書の闇を完全消滅させた。
そしてはやての為に消える覚悟をしていたリインフォースに対して魂の劣化を繰り返して一回しか使えない『創造物質化』の魔法を使いリインフォースと士郎を助けたのよ。

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