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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十七話    『これからの未来への道』
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が言うから…母さんは私に向かって言ったんだ。あなたは人形だと…」
『えっ…?』

それからプロジェクトFの事をフェイトは淡々と話し始める。
時折辛そうな顔をするけど全部言い切った後、

「フェイト、あんた…」
「「フェイトちゃん…」」

アリサとすずかがフェイトを優しく抱きしめて立ち上がれないはやては代わりに手を握ってあげていた。
それでフェイトは涙を流した。

「大丈夫よ、フェイト。安心しなさい。あたし達はそんな事は全然気にしないから」
「私もだよ、フェイトちゃん」
「だから気にしたらあかんよ?」
「…うん、ありがとう三人とも」
「よかったね、フェイトちゃん…ね? シホちゃん…」
「そうね」

それから最終決戦へと話は進んでいく。
なのはとフェイト達は駆動路へと向かっていき、私がプレシアと戦いを挑みに行った。
行われる戦い。
その中で私が宝石剣でプレシアに対抗しながらも語られるプレシアの心の叫び。
最後には暴走を起こしたけどルールブレイカーによって断ち切られて勝つ事ができた。
でも、その代償としてプレシアの心臓は破裂してしまった事。

「そして、そこで私は母さんの本当の気持ちを聞く事ができたんだ」

プレシアの本当の気持ち。意識が朦朧としていて本当だったのかは定かではないが、フェイトに対しての気持ち。本当は愛してあげたかった事。
その話で三人は目に涙をためる。

「フェイトはお母さんとそんな別れをしたのね…」
「あの時、私がもっとプレシアの行動をちゃんと把握していたらもっと違った形になっていたかもしれないけど…」
「シホは悪くないよ。あれは、しょうがなかったんだ…。あの時、言ったでしょ?」
「そうね…」

そして最終局面に話は持ち込む。
暴走したジュエルシードはこのままにしたら近くの次元世界を崩壊させてしまうほどの驚異となってしまう事を。
そこで私が破壊の選択をした事。
エクスカリバーを投影しようとしたがやっぱり消耗した魔力では無理かと思われたその時。
突如としてイリヤの意識が魔術回路から呼び起こされて私の助けになってくれて完全に投影できてジュエルシードを完全消滅できたこと。

「イリヤさんは形は変わってもシホとずっと一緒にいたのね」
「本当に妹思いのええお姉ちゃんやね…」
「ええ。イリヤには感謝しきれないほどの物があるのよ」

それから事後処理が進んでいきフェイトとアルフは拘束されて保護観察処分となった。
私達がリボンやネックレス、歌などをフェイトに送ってしばしの別れとなった事。

「これが、後にP・T事件と呼ばれる真相よ」

一旦、これで話は終了した。
次からははやて達守護騎士の話が移されることになる。


◆◇―――――――――◇◆



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