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吾輩は猫である
無印
吾輩、この気持ちは……恋?
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「にゃ!?」


突然地面に魔法陣が表れ、体中に鎖のような物が巻き付く。
う、動けねぇ……


「これで終わりです!」


うわぁ……
奴の周りに大量の魔法陣ができそこから槍状の弾が出てくる。


「あ、あれはヤバイ」
「プラズマランサー!!」


なんだ電気系に技かならへいk――


「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁあっぁぁ!!」


プラズマのくせに電気じゃなくって無属性ってこれはいかに?

「ぐへぇ……」
「私の勝ちですね。ではこれは貰っていきます」


このままじゃ負けてしまう、なら仕方ない。ピターモードになるしかない!


「さて、ジュエルシー、ドを……」


縛っていた鎖を引きちぎりながら体が巨大化していく。


「な、なんですか、そ、それは!?」
「本気モードですがなにか?」
「ならもう一度!」


さっきしてきたプラズマもどきランサーをさらに数を増やし、ピターモードになった吾輩に全弾一斉に放ってくる。
しかし、マントで飛んでくる弾を全て防ぐ。猫状態ならいざ知らずピター状態の吾輩には全く効かない。


「あ、あぁ……」
「吾輩の勝ちだな」
「うぅ……」


奴の足元にあるジュエルシードに視線を落とし、歩み寄る。


「……マスターからもしもの時に使えと言われたこれを……(ボソッ)」
「あぁ? なんだって?」
「えいっ!」


こちらに向かって黒い玉を投げてきた。


「無駄なことw――


ドオォォォォォォォォォォォォォオオン!!!


「……ふえ?」
「」


いったい何が起きたのだろうか。
投げてきた黒い玉が突然爆発した。普通の爆弾と違い拡散するのではなく収束した後、柱状に爆発が起きた。
フォトンランサーとプラズマランサーは比べ物にならない程の威力で吾輩の防御を容易く破った。


「え、えっと……私の勝ち、です? ……ん? これはさっきの玉の説明書……」


《これは防御の硬いやつが出たら使ってくれ例えば銀髪や金髪の奴には遠慮なく使え。お前が心配だからな》


「マ、マスター」ジーン


《追伸:核クラスの攻撃を無理矢理圧縮してるから間違っても射程範囲内に入るなよ。》


「……なんてものを持たせてるんですかーーー!!」


そんな物防げるかボケ……ガクッ



目を覚ますとジュエルシードもあの薄茶色の猫もいなくなっていた。
しかしこのモヤモヤしたこの感じ、薫に追いかけられるときみたいな恐怖ではなく、金ピカの時に感じた怒りでもない、これは――


――負けた悔しさか」


今はさざなみ寮に帰り、飯でも喰って休むか。
次あったら絶対
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