第10話『怒りの矛先』
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「……?」
つばを飲み込み、麦わら自身感じたことのないような圧迫感をハントの背中に感じつつも、足を村の奥へと向けるのだった。
海軍がナミの金を奪う。
そして、それはアーロンの差し金。
海賊に買収される海軍も海軍だが、一億ベリーでココヤシ村を売ってやると約束したアーロンもアーロンだ。
それに気づいたナミがアーロンパークへと一目散に駆けていく。
声をかけてきた麦わら帽子の男、ルフィをはねのけて走りいくその姿はまさに鬼。
彼女は走る。
途中、甚平姿の男を追い抜いたことにも気づかず、彼女は走る。
甚平姿の男は、ただ歩く。
それを目の端に捉えながら、ただ歩く。
拳を震わせ、その肩を怒りに震わせながら。
彼らが目指す先は、怒りを向ける先は、鬼の形相を見せる先は、ただひとつ――
――アーロンパーク。
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