第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(7)
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家の宝刀! キン肉バスターだあ!”
“ずごどごごおおおぉぉぉん!”
リングがたわむほどに激しく、キン肉マンルージュの放ったキン肉バスターが見事にきまった。
「プペェ……さすがは幾多の超人達を苦しめた元祖バスター、キン肉バスターよのう……結構に効いたぞ……だが、この程度では余は倒せぬぞ?」
「うん、そうだよね。わたしだって、これだけで倒せるなんて、ちっとも思ってないよ? まだまだ技の途中だもん!」
キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペを担ぎ上げたまま、真上へと飛び上がった。
“おおおっとぉぉぉ! キン肉マンルージュ選手! またも飛び上がったあ! 今度は一体、何をするのでしょうかあ!?”
キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペの身体を下方に向け、両足首を掴んだ。そして真・悪魔将軍プペの両腕に、自らの両足を乗せる。
これでキン肉ドライバーの完成である。しかしキン肉マンルージュは更に真・悪魔将軍プペの両腕を自らのふくらはぎで挟み込み、がっちりとホールドした。そして自らの身体を後ろに反らし、同時に腰を後ろに向かって曲げ、真・悪魔将軍プペの胸を反らさせた。更にお尻をアシュラマン・ザ・屍豪鬼の頭に乗せ、顎が激突するように顔を上げさせる。
“こ、これはぁ! 先の試合で見せました、キン肉マンルージュ選手オリジナルのファイバリッドホールド! キン肉ルージュドライバーだあ!”
“ごずどごずごごぉぉぉおおおん!”
先程のキン肉バスター以上に、リングが、ぐわりと、大きくたわんだ。
そして真・悪魔将軍プペの身体は、まるで名古屋城のしゃちほこのように、海老反りになって突き刺さった。
キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペから離れ、そのまま飛び上がり、自陣のコーナーポストの前で着地した。
“うおおおおおッ! す、すんげえ! キン肉バスターとキン肉ルージュドライバーの2連撃! やばすぎるでしょう、これは!”
“フェイバリッドホールドの連続技! ひとたまりもないよ、これは!”
観客達は興奮しながら、沸きに沸いた。
先程まで一方的にやられていたキン肉マンルージュの、見事すぎる復活劇。そして大技の連続アタック。
観客達は胸を熱くして、キン肉マンルージュに声援をおくる。
「プペプペプペプペプペッ! いい気になるなよ、ションベンガキ超人めが! たかだか正義超人なんぞが放った、ただの連続攻撃ではないか! ノーダメージとまではいかないまでも、余にはこんなもの、全く効かぬわ! 効かぬといったら効かぬわ!」
真・悪魔将軍プペは全身を揺らし、起き上がろうとする。しかし真・悪魔将軍プペの身体はかすかに揺れるだけで、しゃちほこの格好のまま動かなかった。
「プペェ! な、なんだこれは?! ……う
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