第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(7)
[11/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あああああッ! ですぅ……キン肉マンルージュ様が、またも……全身が真っ黒に……ですぅ……」
宙吊り状態のキン肉マンルージュは全身が真っ黒に変色していた。
全身を覆っていたマッスルアフェクションは、いつの間にか消え去っている。
「プペプペプペプペプペッ! どうだ? 見事に真っ黒であろう? もちろん、ここもきちんと真っ黒よ!」
真・悪魔将軍プペはキン肉マンルージュの顎を掴み、強引に顔を持ち上げた。そして隠れていた首の部分が晒される。
「プペェッ! ば、ばかな?!」
真・悪魔将軍プペは驚きの声を上げ、キン肉マンルージュの首を覗き込んだ。
キン肉マンルージュの首は元の真っ白い色のままであった。まるで水着の日焼け跡のように白い色が際立ち、目立っている。
“ぎゅかあぁぁぁああッ”
突然キン肉マンルージュの首がピンク色に輝きだした。
「ッ! プペェッ!」
真・悪魔将軍プペはピンク色の光に目を眩ませ、苦しそうに手を振り回した。そしてキン肉マンルージュは、真・悪魔将軍プペに投げ捨てられる。
宙に放られたキン肉マンルージュは、全身がピンク色の光に包まれる。そして光の塊となったキン肉マンルージュは、リング上に着地した。
「ばかな……いったい、何が起こったというのだ?」
現状が把握出来ないでいる真・悪魔将軍プペは、その場で立ち尽くしている。
そんな呆然としている真・悪魔将軍プペに向かって、ピンク色の光の塊が突進する。
“ずどぉむぅ!”
光の塊は真・悪魔将軍プペのみぞおちを打ち抜いた。
打たれた真・悪魔将軍プペはコーナーポストにまで吹き飛ばされ、そのまま激突してしまう。
「48の殺人技のひとつ、マッスルヒップスーパーボム!」
光の塊がそう言うと、ぱぁんと光が弾け飛んだ。そして光の中から、お尻を突き出しながら可愛らしいポーズをとっている、気力に満ち溢れたキン肉マンルージュが現れた。
「へのつっぱりはご遠慮願いマッスル! マッスル守護天使、キン肉マンルージュ!」
決めポーズをとり、そして輝かんばかりの笑顔を真・悪魔将軍プペに向けるキン肉マンルージュは、元の真っ白い肌色に戻っていた。
「ばかな! なぜなのだ?! なぜ破滅の九所封じが効かない!? ……そんなはずはない! 破滅の九所封じが破られるなど、絶対にありえぬのだ!」
取り乱す真・悪魔将軍プペにキン肉マンルージュはフフンと鼻をならし、ドヤ顔を向ける。
「それはわたしが無敵の守護天使、キン肉マンルージュだからだよ!」
強く言い切ったキン肉マンルージュを見つめながら、マリは静かに口を開く。
「悪魔将軍が使う技と言えば? と、質問をしたら、ほとんどの人が……いえ、全員が全
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ