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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十六話    『第三魔法による救い』
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「いえ、どうせこうなることだろうと思っていましたから…」
「そうなんだ…」

セイバーも結構いい性格になってきたわね。

「…シュバインオーグ、あの時から今回まで様々な事に力を貸してくれた件に関して騎士代表として言わせてもらう。
主はやてだけでも救ってくれるだけでかなりのものだというのに、リインフォースの命まで救ってくれてどれだけ感謝の言葉を述べたらいいかすら思いつかない」
「いいじゃねぇかシグナム。素直な言葉を言えばいいんだよ」
「そうだな、ヴィータ。感謝する、シュバインオーグ」
「あたしからも。シホ、ありがとな!」
「シホちゃん、ありがとう」
「シュバインオーグ、ありがとう…」

守護騎士達が全員感謝の言葉を言ってきて背中がムズ痒くなる気持ちである。

「私からも改めて言わせてくれ。主はやてと私すらも救ってくれてありがとう」
「シホちゃん。ありがとな!」
「…私だけではきっとリインフォースすら救う事もできなかっただろう。だから、シホ、深く感謝しよう」
「もう…士郎まで。やめてよ。とても恥ずかしくなるじゃない…」

たぶん今私はかなり顔が赤くなっているだろう。
それでそっぽを向きながらも、

「その、ありがたく気持ちは受け取っておくわ…」
「うん。それじゃシホちゃん、私達はアースラで事情聴取を受けなあかんからここでお別れや」
「そう…またね」

それではやて、守護騎士、リインフォース、士郎はその場を離れていった。

「それじゃ私達も帰るとしましょう。もう私は色々と魔力消費が激しいんで休みたいし」
「シホちゃん、セイバーさんの紹介はどうするの? これからセイバーさんもウチで暮らすことになるんでしょ?」
「そうね…セイバーはどうする?」
「…そうですね。私はまだアンリミテッド・エアの中で待機しておきます。
今のシホのご家族の方々にはしかる時に紹介してくだされば結構です」
「分かったわ」

それでセイバーはアンリミテッド・エアの中に入っていった。
そして私達は帰りながら話をしていた。

「事件、終了だね」
「うん…」
「そうね」
「でも、ほんとによかったね。全部丸くおさまって…」
「クロノが言ってた。ロストロギア関連の事件はいつも悲しい感じだって。
今回は全員救えたけどほとんどの事件では悲しみが付き物なんだって…。
大きな力に惹かれて悲しみが連鎖していく…」
「うん…」
「人間欲があればなんでも起こすからね。私の世界もそんな感じだったわ」

それで一旦話が終了して、

「…私、局の仕事は続けようと思っているんだ。執務官になりたいから。母さんみたいな人とか、今回みたいな事を早く止められるように…」
「それがフェイトの目指す道なのね…」
「うん…」
「な
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