暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十六話    『第三魔法による救い』
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る! 侵食もせずお前も生き残れる方法が…!」
「なに…!?」
「その前に聞いておきたい。お前の本心を言え。それを聞かなければ私達もお前を無理やり救っても心まで救う事ができない…。
だから、少しでもいい。お前の心からの叫びを聞かせてくれ…」

士郎の言葉にリインフォースは涙を流しながら、

「生き、たい…愛する主はやてと、私の生涯の友であった騎士達と、そして士郎…お前とも生きていたい!! 主はやてに深い悲しみを残して死にたくなどない!!」
「そうだ。それでいい…。お前の生きたいと願う心、確かに聞き届けた。だから、私達はお前を救おう…」

士郎がリインフォースを救うと言った。
でもまだ私はどんな方法で救うかは知らない。
本当に救う事が出来るのだろうか。この子の事を。

「…ありがとう士郎。リインフォースを引き止めてくれていて」

そこに新たな人物の声が聞こえた。
みんなは一斉に振り向く。
そこにはドレス姿のセイバーさんと、そして煌びやかな純白のドレスに身を纏い白い王冠を被っているシホちゃんの姿があった。

「シホちゃん…綺麗…」
「うん…」

なのはちゃんとフェイトちゃんがそう言う。
私もそう思うし。

「天のドレス…間に合ったのだな、シホ」
「ええ。投影による模造品のドレスだから効果は一回きりだけどそれでも奇跡を起こす事くらいは造作もないわ」

天のドレス言うんか。
シホちゃんはリインフォースの元へとゆっくりと歩いていき、

「…リインフォース、たとえ姿形が変わろうとも、はやてと生きていきたいという気持ちは変わらない?」
「ああ。出来ることなら主とともに…生きたい!」
「そう…。それじゃあなたに一つの奇跡を見せてあげる」

シホちゃんはそれはもう見惚れるような笑みを浮かべて奇跡を起こすといった。

「…古代ベルカ諸王時代に生まれた異端の子、聖なる錬金術師…シルビア・アインツベルンの力と記憶を受け継いだ私ならあなたを救うことができる。
でも、代償としてあなたは管制人格と闇の書の力、そして器…人格以外をすべて失うわ。それでもいい?」
「構わない…生きていればいい事は必ずあるのだから…」
「そう。ならあなたに第三魔法『天の杯(ヘブンズ・フィール)』とシルビアから受け継いだ一回きりの裏技【創造物質化】による魂の改竄と体の創造の魔法をかけるわ。
あ、士郎、あなたもリインフォースの隣に並びなさい。一回きりの奇跡なんだから派手にいかなきゃね!」
「わかった」
「シュバインオーグ…本当にリインフォースを救えるのか…?」
「ええ、大丈夫よシグナム。任せて…!」

それからシホちゃんは皆にそれぞれ何かを言われて最後には全部任せられて見守ることになった。
だから私も、

「シホちゃ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ