暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十六話    『第三魔法による救い』
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ゃんがいない事に少し残念そうな顔をする。

「シホちゃんはなにか考えがあると思うんです!」
「そうです!」
「そうか。しかしもう私は消えるのみの存在だ。
だからもし間に合わなかったらシホ・E・シュバインオーグに私の代わりに主を救ってくれたことの感謝の言葉を言っておいてくれ」

リインフォースさんはそう言って儚い笑みを浮かべる。
その表情で私はまた悲しくなる。
どうして世界はこんなに悲しい出来事で溢れているんだろうという思いで。
フェイトちゃんが先に声をあげて、

「あなたを空に返すのは私達でいいの…?」
「お前たちだから、頼みたい…。
お前たちのおかげで私は主はやての言葉を聞くことができた。
主はやてを喰い殺さずにすみ騎士達も生かすことができた。
感謝している…だから最後はお前たちに私を閉じて欲しい…」

そうリインフォースさんは言うけどまだ私は納得できていないことがある。

「はやてちゃんとお別れをしなくていいんですか…?」
「主はやてを悲しませたくないんだ」
「っ、リインフォース…」
「でもそんなの、なんか悲しいよ…」
「お前達にもいずれ分かる…海より深く愛しその幸福を守りたいと思えるものと出会えればな…」

そう言って微笑を浮かべるリインフォースさん。
そこに遅れてヴィータちゃん達守護騎士さん達がきた。
あれ? でも士郎さんの姿がない。
どうしてだろう…?

「士郎もいないか…。まぁきっと主はやての下にいるのだろう」

それで空を見上げて、

「さて、それじゃそろそろ始めようか。夜天の魔導書の終焉だ…」

私達はその言葉を聞き準備をし始めた。


◆◇―――――――――◇◆


Side 八神はやて


…目を覚ます。
場所は私の家のベッドの上だ。
あれからどうしたんだろうか。
その時だった。
突然胸が痛くなり、嫌な予感がした。
リインフォースが消えていなくなってしまうような不吉な予感が…!

「みんなのところに、リインフォースのところにいかな!」
「…リインフォースを救いたいか、はやて?」

そこにいたのに気づかなかったけどアーチャーが鷹の姿で私のそばにいた。

「士郎…?」
「今、リインフォースは自ら消えてしまおうとしている。お前を守るために…」
「そんな…!」
「だから、聞きたい。はやて、お前はリインフォースとどんな形になっても一緒に生きていたいか? どうだ…?」

士郎がそう言ってくる。

「もちろんや! リインフォースももう私の家族の一人や! だから一緒にいて欲しい!」
「その言葉に二言はないな?」
「そんなんあるかい! どんな事があっても私はリインフォースを助ける!」

覚悟の言葉をもってして士郎に言う。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ