暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
GGO編ーファントム・バレット編ー
47.弾避けゲーム
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いうやや小型の自動拳銃を買い、予備弾倉や厚手の防弾ジャケット、ベルト型の《対光学銃防護フィールド発生器》他の小物装備を買い込むと、先ほどの30万クレジットは消え去った。

右腰に暗剣、左腰にファイブセブンを装備し、店を出る頃には空は赤みを帯びていた。

「すっかりお世話になっちゃいました。どうもありがとう」

「本当にありがとうございました」

頭を下げると、少女はかすかに微笑み、首を振る。

「ううん、私も予選が始まるまで、特に予定なかったから。........あっ」

言葉を切り、慌てたように左手首の無骨なクロノメーターを覗き込む。

「いけない、確か三時でエントリー締め切りだよ。うわ、総統府までダッシュしても間に合わないかも.......」

「えっ、あなたもこれからエントリーだったんですか?」

「うん」

買ったばかりのデジタル時計を覗き込むと時刻は.......十四時五十一分。

ふと気になり少女に訊ねる。

「あ、あの、テレポートみたいな移動手段はないんですか!?」

「走りながら説明する!」

大通りを北に向ってダッシュする少女を俺とキリトは追いかけた。
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