ボス戦から逃げよう!
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所属したパーティーの全滅回数が多くなってきて、<死神>と呼ばれるようになった頃から俺はなるべく人の集まるところには行かないようにしてきた
それはボス戦とて例外ではない
いくらボスの攻略がSAOの攻略に必須で、周囲が全員トッププレイヤーであろうと、自分が関わったせいで、SAO中の希望が全滅するかもしれないという恐怖が拭えなかったのだ
「一介の雑魚ソロの力がそんなに必要かよ」
何とか絞り出したその言葉に答えたのはナギサだった
「君だって分かってるんでしょ?ボス戦で情報がどれだけ大事かってこと」
「だったらおまえが行きゃいいじゃねぇか」
逃げようとする俺に今度はアスナが返す
「前回の五十層ではボスの急激な難易度アップで戦線はほぼ壊滅状態だったの。クォーターポイントによる一時的なものだとは思うけど、戦力は多いに越したことはないから」
一度ボスと戦っている俺は、いくらレベルが低くとも立派な戦力という事だろう
「そうは言っても、俺が参加したせいで全滅でもしたらしゃれになんねぇぞ」
アスナがしばし無言になる
おそらく俺をどう落とすかを考えているのだろう
すると、ここまで無言だった黒づくめさんが口を開いた
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