第二十三話
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えば引きうけていただけぬか?」
俺はその柄を掴んだ。
ハルクという老人も剣を持って来た人物も驚きの様子をあらわした。
「鞘から抜くことは叶いませんね、それでは使えない」
老人ももう一人も首を振ると、失礼…と言いその剣に触れるとバチッと音がして弾かれた。
「これでおわかりでしょう。我らには触れることすら叶わぬ。このつるぎは【答える者あるいは答えそのもの】という名を冠する、必要な時はおのずと刀身を顕すはず」
「…わかりました。お受け取りいたしましょう」
「かたじけない、では異界の戦士ユーキどの、おぬしののぞみはなにかの?」
「ありすぎて言い表せないほどです。それに覗かれたのでしたらご存じのはず…」
その後俺は賢者ハルクとしばらく語り、別れ際に一つの指輪を渡された。
「あの盗賊は一つだけ良い事を言った。モノは使われてナンボ…でしたかな?ということでアヤツがこっそりくすねたものを没収し、あなたに授けることにした」
俺は固辞したが気が付いて迷いの森の外に居るのを気が付いた時、右手の中に握らされていた。
隊に合流できた時、俺はコルホが捕らわれたと聞いた。
背負った長剣【答える者あるいは答えそのもの】いわゆるアンスウェラーの重さは、気が付かないほどであった……
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