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妖刀使いの滅殺者
SAO編
第1話
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で話すのを見て俺は吹き出してしまった

「な、なんだよ…」

「わ、わりィ。お前が余りにも食い意地はってんのが面白くて、つい」

今度はキリトの目が羞恥と悔しさで一杯になっていた

「良いじゃねぇか、うまいもんたべたいと思って悪いか!」

「わかったわかった…じゃあ、頑張れよ!」

「?手伝ってくんないのか?」

俺はキリトに背を向けたまま、ちょっと野暮用。と言って手をふってポケットから転移結晶を取り出しその場を立ち去る

「ただいまぁ」

「おかえりー」

34層にある自分のホームタウンに着くと、キッチンから出迎えてくれる声が聞こえた。その声の持ち主はキッチンから顔を出して、こちらを見つめてきた

「例の食材は?」

俺は、ハイハイと言ってアイテムウィンドウを開き、さっき入手したサソリの甲殻をオブジェクト化し、投げた

「やったぁ!これで新しい料理が出来る♪」

上機嫌にキッチンに戻り、鼻歌を混ぜながら料理を始めた。俺はソファにドカッと座り、アイテムウィンドウからお茶を取り出してすする

「そういえば、キリトに会ったぜ」

「へー久しぶりじゃない、なにしてたの?」

キッチンから声だけが聞こえてくる

「≪ラグーラビッツ≫を探してるらしいぜ」

その瞬間、キッチンから声にすらなっていない声が聞こえてきた。俺は反射的に耳を塞いだ

「ちょちょちょ、レイも探しなよ!S級食材だよ!食べたくないの!?」

かなり興奮しているようだ。その声の主の顔が俺の目と鼻の先にぐっと近づいてきた。つい体がのけ反ってしまったが、そうなったが運の尽きだったようで、一気に壁に押し付けられてしまった

「ね、レイ?」

その声は完全に脅しだった

「な、なんでしょうか?」

つい言葉づかいも固くなってしまう

「明日、≪ラグーラビットの肉≫絶対取ってきて!」

「わ、わかりました…」

承諾してしまった。この時、お前が行けばいいじゃね?、とは言えず、明日の予定は確実に≪ラグーラビット≫捜索となった


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