暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第48話 邂逅
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!?」

 と、ものすっごい動揺してた。

「え? 違うの? あんたらいつも一緒にいるし、同棲してんでしょ? てっきり付き合ってんのかと思ってたけど」

「どどど同棲ちゃうわ! ただのホームステイだ! そもそもなんだよあんた()()の彼氏って!? その時点で色々とおかしいだろうが!」

「だってあんたら毎晩3人でくんずほぐれつしてるんじゃないかってくらい仲睦まじいじゃん? そりゃ誰だってそう思うって。ちなみに裸の付き合いを教えたのも私なんだけど、堪能したかな?」

「ありゃお前か!? 2人に変なこと吹きこむんじゃねえ! あん時は危うかったんだぞ!?」

「……イッセー、裸の付き合いって何?」

「……あ」

 一連の話を聞いていた龍巳が怖い表情でイッセーに詰め寄った。っていうかそんな事してたんだ。もしかしてこっちの2人もいつの間にか結構関係が進んでる?

「ち、違うんだ龍巳! あの時はたまたま風呂場で出くわしちまって!」

「で、一緒に入った?」

「んなわけあるか! すぐに引き返したわ!」

「でもイッセー、あの時私達の胸に飛び込んできたじゃない。おまけに両手でしっかり私たちのおっぱい鷲掴みにしてきたし。ね? アーシア」

「はぅぅぅぅぅ……、あの、その、……はい」

 その瞬間、隣の龍巳を超えるんじゃないかってくらいの殺気が教室中からイッセーに集中した。余波だけでも結構来るわ。男の嫉妬ってすごい。

「うぅ〜、イッセー、ずるい。我も一緒にお風呂」

「いやだから一緒には入ってないんだって、龍巳!」

「……だめ?」

「……う」

 出た。龍巳必殺の涙目上目遣い。これされると逆らえないんだよね。

「……イッセー」

「……うぅ」

 龍巳がイッセーの服の裾を掴んで詰め寄る。心なしか本当に泣きそうになってる気がするよ。まあ最近黒姉と白音に遅れを取ってるし、ここにきてライバルも増えてるから必死なんでしょうね。なんせこの中では一番最初にイッセーのこと好きになったわけだし。

「分かった! 分かったからその目を止めてくれ!」

「本当!?」

「ただし! お互い水着着用だからな! そこだけは譲らん!」

「やった!」

 龍巳は嬉しさのあまりそのままイッセーに抱きついた。これで龍巳も黒姉や白音に並んだことになるのかな? それにしてもこの約束って今日だけ? それともずっと? まあこれは周りの皆から非難の声が出そうよね。

 それはそうと教室の殺気が尋常じゃないことになってる。若干空気が震えてる気がするよ。今にも男子による暴動が起きそう。一方女子たちは皆ほぼ一斉にメール打ってるわ。これは昼休憩が終わるまでに学校中に広まりそうね。

 と、
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