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西郷と大久保
第二章
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あの二人がいる限りだ」
「国は保たれますか」
「そうなりますか」
「出来て早々潰れることはない」
 出来てすぐの国が潰れることは多い、だがそれがなくて済むというのだ。
「多くの困難なことを成し遂げるだろう」
「西郷と大久保がいれば」
「まさにですな」
「あの二人がいれば問題はない」
 また言うのだった。
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