第五章
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をする坂田だった。周りはそんな彼に呆れながらもそれと共にそのダンディ、坂田らしさも見た。それは医者も同じで。
診察に来た彼に呆れた笑顔でこう言ったのである。
「全く。三吉さんらしいですね」
「わしらしいか」
「はい、らしいですわ」
こう言ったのである。
「ほんまに」
「結局わしは将棋をせんとな」
「あきませんか」
「我慢できんしかえっておかしくなる」
医者にもこう言う。
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