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IS―事務員ですが、何か?―
や、やっと、やっと面倒事から開放されます!
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「や、やっと、やっとこの時が…」

私は今感動でむせび泣いています。何故かですって?それは…

「ひと月謹慎…。普通だったら落ち込むことでしょうけど、今回は、今回だけは喜びますよ…!」

そう、私が今回学園で起こした暴走事件、流石に国家代表候補生を殴るは蹴るわしたので学園から罰が下ったんですが、今回謹慎を言い渡されたときに言われたことで私への休暇ということが分かったんです!

あの人からこう言われたんですよ!『まあ一年の入学から今回のことまで犬林君に仕事任せっきりだったから、本来は多少のことには目を瞑るつもりだったけど流石に代表候補生をISごと殴ったり踏みつけたりは流石に誤魔化すのにしばらくかかるからひと月謹慎を言い渡すよ。まあこれまで頑張ったご褒美の休日だから思いっきり羽を伸ばして来ていいよ』って言われたんですよ!

「久々にゆっくり出来ますよ!」

「おや犬林、もう帰るのかい?」

「あ、芳子さん。実はひと月謹慎という名の休暇をもらったんですよ」

「おや、そんなにもらったの?」

「はい。だから今日から楽しもうかと思ってるんですよ」

「そうかいそうかい。なら、そろそろ仕事用の口調はやめて普通の口調に戻すんだろ?」

実は私、芳子さんが言ったとおり、仕事とプライベートの口調を変えてるんです。

「そうですけど?」

「どうせなら今から戻したらどうだい?どうせ帰るだけなんだから問題ないだろ?」

「なら、お言葉に甘えさせてもらいますね」

「そうしなそうしな。そういえばエルザが休みもらったって言ってたから蓮のところにも連絡が来るんじゃないかい?」

「実は昨日僕の所にエルザから連絡が来たんですよ」

「おや、もう来ていたのかい。モテる男はつらいねぇ」

芳子さんがニヤニヤしながら僕をみてれる。この人が人をからかう時はいつもこんな表情をするからわかりやすいんだよね。

「そんなわけないじゃないですか。第一そんなこと言われてませんし、何より由紀以外で僕みたいな変わり者に好意を抱いてる人なんていないですよ」

「………こりゃ織斑一夏のことが言えないねぇ」

む。失礼な。あんな唐変木と変わらないようなことを言わないでくださいよ。

「芳子さん僕を彼と一緒にしないでくださいよ」

「いや、だってn「おーい、蓮、芳子先輩いるか?」おや珍しいのがきたね」

「ゲンさん?珍しいねゲンさんがここに来るなんて」

この事務室にくることがほとんどない僕の親友でありこのIS学園の食堂を任されている宮本源助ことゲンさんが事務室に入ってきた。

「いやな、裕二先輩からさっき連絡があってな」

「裕二からだって?」

芳子さんが嬉しそうにしてる。知り合い程度ではわからないが
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