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混沌の魔術師と天空の巫女
第4章 天狼島編
ブルーノート
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!」

ブルーノートに向かってカナはそう言う。

「“魔”の根源をたどれば、それは1つの魔法から始まったとされている。
 いかなる魔法も、元はたった1つの魔法だった。」

ブルーノートはそう言う。

「(たった1つの魔法・・・?この話・・・昔どこかで聞いたことあるような・・・!)」

ルーシィはブルーノートが言った言葉で
「たった1つの魔法」に何か心当たりがあった様だった。

「魔道の深淵に近づく者は、いかなる魔法も使いこなす事ができる。」

「う!」

ブルーノートは魔法でカナを浮かせた。さらに・・・

メキメキメキメキ!!

「ぐあぁ!!」

「カナ!!」

カナを浮かしたまま、重力の重さを加え、カナを苦しめた。

「逆に聞くが小娘。」

「うう・・・ぐ・・・!」

「てめえの方こそ、妖精の輝き(フェアリーグリッター)を使えるのかね?」

ブルーノートはカナに向かってそう質問した。

「う・・・ご・・・け・・・。」

ナツはブルーノートの重力下により、体が思うように動かなかった。

「あた・・・りま・・・えだ・・・!」

「太陽と月と星の光を集め濃縮させる超高難度魔法。
 てめえごときに使える訳ねえだろうが。」

ブルーノートはそう言う。


バキバキバキ!!


「うあぁああ!!」

「安心しろ。その魔法は俺がもらってやる。」


バキバキバキバキ!!!


「ああああぁあぁあ!!!!」

ブルーノートの魔法でカナは更に苦しめられていた。

「オォオオ!!」


ズボッ!


「ナツさん!?」

ナツが自分の顔を地面に埋め込んだ事にウェンディは気づく。

「火竜の・・・咆哮!!!!」

ドゴォン!!

「!!!」

ナツはそのまま、炎のブレスをブルーノートに放ったのだった。
ブルーノートは「ギロ」とナツを睨みつけた。

「邪魔だクズがァ!!!」


ズドン!!


「うあぁ!!」

「きゃああ!!」

「あうう!!」

ブルーノートの魔法により、ナツとルーシィとウェンディは飛ばされた。

「ナイス!ナツ!!」

「!」

「行けーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

そう、ナツはカナのいう通りにブルーノートを気を逸らせ、
カナに魔力をためる時間を作ったのだった。

「(私にはこの魔法が使える!!!!)集え!!!妖精に導かれし光の川よ。」

カナの言葉と同時に光の柱が現れ、カナの右腕に集まってきた。

「(妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だから!!!!)
 照らせ!!!邪なる牙を滅する為に!!!」

「バカな・・・!?」

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