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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-39 conclusion
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一夏はラウラにも顔を向けた。
目があったラウラは首を静かに横に振り、口を開いた。
「悪いな、私もそれぐらいしか知らんのだ」
一夏は強く手を握りしめる。
虚空を睨むその瞳は憎しみの籠った殺気立ったものだった。
――――麗矢を殺す。
それだけが一夏の頭を占めていた。
それでも我を失うことはなかった。
とりあえずこのやりようのない怒りをどこかに――――壁を叩きつけることで発散させた。
そして再び楯無と向かい合う。
「麗矢は何処にいる。俺はあいつを殺してやるんだ」
一夏は怒りで自分を抑えることが出来ない。
ただ、怒りの矛先が麗矢に向いたことだけは、楯無は知ることが出来た。
楯無は憔悴しきったこの体に鞭撃って立ち上がる。
だが、楯無はすぐに同じように椅子に座ることになる。
「いっくん。その必要はないよ。だって、れーくん。もうすぐ死んじゃうから」
篠ノ之束から発せられた衝撃の事実と共に。
◯
――ドゴオォ!!
轟音と共に扉が強引に開け放たれる。
開けたのは麗矢。
対峙するは初老の男性達。
「なっ――――! お前、ここがなんだと――――」
一番手前にいた男の言葉は最後まで続かなかった。
麗矢が一刀のもとに斬り伏せたのだ。
「お前ら全員殺してやる」
麗矢はISを展開、ここに来るまでにチャージしていた八門の超電磁砲を扇形に広がるように放つ。
光が収まり、紫電も止むとその場には麗矢とスコールしかいなかった。
塵一つ残さずこの世から消えたのだ。
「あっけないわね。こんなものにこき使われていたなんて思うと反吐が出るわ」
「まあ、いいさ。終わったのだから」
「ふふふ、そうね」
スコールがさりげなく麗矢に寄り添う。
麗矢は振り払おうとするが、スコールの肩が震えているのを見ると、その気も萎えた。
大人しく好きなようにさせる。
この場面をオータムに見られたら、嫉妬で怒り狂うだろうなとか、関係ないことを思いながらスコールの腰に手を回した。
(――――母さん、父さん。俺やったよ……)
◯
「――――ッ! それはいったいどういうことですか!?」
いち早く我に戻った楯無が束に聞いた。
束はいつも通りの心の内が読めない表情をしているが、そこにもどこか陰りがあった。
「言葉の通りだよ。れーくんが使うISはエネルギー源が生命なんだ。それを分かったうえでれーくんは使い続ける。余命は長くて半年ぐらいかな……」
ここで束の表情が崩れた。
一夏は見たことはなかった。束がここまで感情を表に出す所なんて見たことがなか
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