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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十四話    『救済と戦闘準備』
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かったわ。そしてどうやら話はいい方向に向かっているよね」
「ああ。後は管理者権限を握らせればどうにかなるかもしれない」
「そう…割り込みのような形で悪いと思うけど夜天の魔道書、あなたははやてを救いたいんじゃないの?」
「それは…」
「戸惑うようなら前向きに開き直ってはやてを救う手を考えなさい!
あなたのマスターの一大事でしょうが!
それに主に従う魔導書なんだから主の命令には従うのが筋でしょ?」

そうや。私は闇の書の主。

「シホちゃんの言う通りや。
今のあなたのマスターは私や。マスターの言うことはちゃんと聞かなあかん」

途端、なにかが繋がった感じがした。
魔法陣が浮かび上がる。
それといつまでも闇の書なんてけったいな名前はいらない。
だから…!

「あなたに名前を上げる。闇の書とか呪いの魔導書なんて言わせへん。わたしが呼ばせへん!
私が管理者や。…私にならそれができる」
「無理です。自動防御プログラムが止まりません。管理局の魔導師が戦っていますが、それも…」

この子が何か言うけど聞いてあげない。
止めてみせる…!
そう強く念じる。
そして外への干渉を始める。

「外にはなのはとフィアがいると思うわ。二人に語りかけてみて。はやて」
「うん。わかったわ。外にいる方! 管理局の方、なのはちゃん! 聞こえますか!? そこのところにいる子の保護者、八神はやてです!」
『その声ははやてちゃん!?』
「うん、そうや。今ここにはシホちゃんもおるで!」
『お姉様もですか! 成功したんですね! さすがです!!』
「それでなのはちゃん、ごめん。その子をなんとか止めてあげてくれる?」
『えっ?』
「魔道書本体からはコントロールを切り離したんやけどその子がああしていると管理者権限が使えへん。
今そっちに出てるんが自動行動の防御プログラムだけやから」
『え? え?』

なのはちゃんはわかっていないようだ。
と、そこでシホちゃんが私の肩に手をのせて外に話しかけるようにした。
すごい…!

「なのは! フィア! まどろっこしい説明はなんだから簡潔に言うわ!
どんな方法でも構わないからその外の奴を魔力ダメージでぶっ飛ばしなさい!! そうすれば私達は全員外に出れる!」
『さっすがシホちゃん!』
『わかり易すぎます!』
「頼むわよ!」
『『はい!』』

どうやら分りやすかったらしい。
その間に私はこの子に名前を上げる。
少し恥ずかしいけど両手でこの子の頬を持ち、

「夜天の主の名において、汝に新たな名を贈る。
強く支える者、幸運の追い風、祝福のエール……………『リインフォース』」

瞬間、この空間が光に包まれて、

「…どうやら私達も外に出られるようね。リインフォース。いい名
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