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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第11話:偽者現る!……ぶっちゃけどうでもいいけどね。
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であろう!
しかし“勿体ない”とはどういう意味だ?

「お、おい…お前等…身形からして旅の者か? そこそこ出来そうだし、お前等もメイの……いや、姫の救出に赴くのだ! 見事救出したら、たんまりと褒美を取らせようぞ!」
偽者の分際で何を言うか!
しかも“褒美”をチラつかせねば物も頼めぬとは…

「ヤダよ…褒美なんかいらないし。それより僕は眠いんだ! 姫さんが居なくなって君達この宿屋を占領する必要が無くなったんだろ? 空いてる部屋を使わせてもらうから」
こう言う時はリュカさんの言動が楽しく感じますね。

「キサマ! 我らの姫様が攫われたのだぞ…その救出を断るとは、サントハイム王家より厳罰を下す事になるぞ!良いのか!?」
「別に…下せるのなら下せよ! 偽者の分際で偉そうな事言うな。話合わせてやってんだから、大人しく消えろよ!」

「な、何を根拠に我らを偽者と言うか!」
リュカさんの爆弾発言に、偽ブライ様が目を泳がせて抗議する。
見てて楽しいのは何故であろうか?

「うるせーな……1週間も待っていれば、王都から救出隊が大挙して訪れる。それを待っていれば、お前等が本物なのか偽物なのかはハッキリするだろう。その時お前等が本物だと分かったら、僕の事を罰せれば良いし、姫さんの救出もそいつ等に任せれば良い…ただ、お前等が偽者だと知れたら、町の人々はどんな反応をするだろうか?」

不機嫌な表情から一転し、身も凍る様な笑顔を見せるリュカさん…
そんな彼の笑顔を見た偽者共は、血の気の引ききった顔で震えている。
普段の行動がアレなので少し侮っていたが、リュカさんは怒らせると怖いのだろうか?

「「も、申し訳ございませんでした!!」」
突如、偽者二人が土下座で謝ってくる。
二進も三進も行かぬと悟り、許しを請いに出た。

「どうか我らが謀っていた事は、町の人々にはご内密にお願いします!」
「そしてどうかお願いします。メイを…姫様と間違われて攫われたワシの孫娘を、どうか助けてやって下さいませ!」
若い男(偽者の私)と老人(偽者のブライ様)が、冷笑を浮かべるリュカさんに必至で助けを乞うている。だが、本来謝るのであれば、我らにこそではないのだろうか?

「さっきも言っただろ…イヤだって! お前等の事なんか知るかよ。僕は寝るんだ…その邪魔をするなよ」
何とも無体な言葉を残し、空いた部屋へと入って行くリュカさん…

流石にそれは酷すぎるんじゃないですか?

クリフトSIDE END




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