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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十二話    『聖夜』
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くる。
それはまるでホーミングのように追跡してくる。
そしてモロにくらってしまい私達は吹っ飛ぶ。

「ッ! これじゃ説得がかなり難しいわね!」
「無駄だ。お前達の行動は騎士達を通して予測済みだ」
「なら! シグナム達が最後に希望を抱きながら消えていった事も知っているんでしょ!? あなたは主であるはやてを助けたくないの!?」
「助けたい。助けたいとも! だが我が主は自分の愛する者達が消えたことに対する深い悲しみで、これは悪い夢であって欲しいと願った。
同時に騎士達がいない世界を否定した。主には穏やかな夢の内で永久の眠りを…。そして故に私は主の願いを叶えるために世界を滅ぼす…」
「この…! 考えが極端なのよ! 少しはあなた自身の希望も考えなさい!」
「主の願いが我が願いだ」
「くっ…わからず屋め」
「どう思われようと構わない…。そしてお前達に同じ悪夢を見せる」

そして闇の書は手をかかげて、

「咎人達に、滅びの光を…」

すると桃色の光が集まりだした。
まさか…!

「星よ集え、すべてを撃ち抜く光となれ…」
「もしかして、スターライトブレイカー…?」
「総員全力で退避! できるだけ遠くに逃げるのよ!!」
『わかった!』

なのは以外がそれに強く反応して各自退避を始める。
ユーノはアルフが抱えて、なのははフェイトが抱えて、フィアは私が抱えて。

「貫け、閃光…」
「やばい! あんなものをくらったらひとたまりもないわ!」
「フェイトちゃん、こんなに離れなくても…」
「至近で喰らったら防御の上からでも落とされる! 回避距離を取らなきゃ…!」
「半年前の再現が広域攻撃にシフトしているなんて悪夢としか言えないわね! フェイト、フィア! できるだけ遠くまで離れたら一箇所に固まって…!」
「全力で防御…!」
「ですね…!」

満場一致でその意見に固まった。
なのはを除いて、

「…えっと、そんなにがっちりする必要あるの…?」
「なのはは一度自分で受けてみればわかると思うわよ!? 自分の魔法がいかに恐ろしいものか!」
「そうです!」
「その意見には一回撃たれた身としては頷けるよ…」
「フェイトちゃんまで…」

フェイトは思い出したのか体を震わせている。
するとバルディッシュが突然ある事を言い出す。

《左方向300ヤード、一般市民がいます》
『えっ!?』

それで慌てる私達。
取り込まれたのは私達だけじゃないの!?
それで私達はすぐにその方へと向かった。


◆◇―――――――――◇◆


Side 月村すずか


急に周りの人が私とアリサちゃん以外消えちゃった。
裏社会とまではいかないけど結構怖い目にはあった事はあるけどこんな事は初めてだ。


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