第二章 A's編
第五十二話 『聖夜』
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私もなのはより早くロー・アイアスを出して防いでそのまま一時撤退をする。
「あの子、広域攻撃型だね。避けるのは難しいかな…」
「そうね。にしてもここまで強力なんてね。説得するのも骨が折れそうだわ」
と、そこに声が聞こえてきた。
「なのは!」
「フェイト!」
「お姉様!」
ユーノとフィア、アルフがやってきたようだ。
「フィア。二人に事情は説明してある?」
「大丈夫です!」
「ホントフィアには騙された気分だよ…」
「右に同じ。もう黒幕と話を結んでいたなんてね」
「それってやっぱりグレアム提督のことなの?」
「ええ、そうよ」
「そうなんだ…」
なのははそう言って少し表情を暗くする。
「ほら! 暗くなる時間があるなら全員で説得をすることを考えましょう」
「そうです!」
「それとクロノだけど先ほどリーゼさん達を捕らえたそうだよ」
「って、第二プランが速攻で消え失せたわけなの!?」
「そうなりますね…」
「これはもう是が非でも第一プランを成功に導かなきゃいけなくなったわね!」
そして私達はそれぞれ準備に入った。
「それでは私のデバイス『マグナ・スピア』のお披露目です! セットアップ!」
フィアはセットアップするとその手に機械式の穂先が二つに分かれている赤い槍を手に取りバリアジャケットはシグナムに似た緑の騎士甲冑を着ていた。
みんなの準備は整ったので私達は戦闘態勢に入った。
「まずは闇の書と戦いながら話しかけることを専念して! 士郎がはやての位置を掴んだら私も語りかけに専念するからフィアが護衛をお願いね」
「わかりました!」
「それじゃ皆、いくわよ!」
『おー!』
そしてまずフェイトとフィアが前に出て闇の書に向かった。
「はぁぁーーー!!」
「やぁぁーーー!!」
槍と鎌が接触するのではないかと思えるも交わらずに闇の書に斬りかかる。
私となのはが距離を離れて、
「ディバインバスター!!」
「I am the bone of my sword―――……偽・螺旋剣!」
フェイトとフィアが射線上から撤退したのを確認して二人して遠距離魔法を放つ。
「…眼前の敵を防げ。ロー・アイアス」
『なっ!?』
なんで!? 闇の書がロー・アイアスを使用して私のカラド・ボルグとなのはのディバインバスターを防いだ!?
「あ! お姉様の魔力も蒐集しています! だからもしかしたら闇の書は宝具すらも使用できるということですか!?」
「そんな…!」
「強敵だね…」
そんな事を言っている間に、
「刃を撃て、血に染めよ………穿て、ブラッディダガー」
血染めの刃が私たちめがけて飛来して
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