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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十二話    『聖夜』
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「憑依って…どうやって?」
「士郎は今は私の世界の使い魔状態になっているの。私とも魔術のパスを繋いだ。
だからはやての精神に同調して覚醒した後、はやてを私と士郎が外と内から眠っているはやてを叩き起して管理者権限を握らせる事…それが今私達が計画している事よ。
うまくいけばはやては闇の書の…いえ、夜天の魔導書の主となって暴走を止められる可能性が出てくるのよ」
「そしてうまくいけば闇の書の闇である暴走プログラムも切り離すことができる。それを倒すのがテスタロッサ…お前達だ」
「私、達…?」

シグナムの言葉にフェイトは困惑する。

「そう…そして私と後に復活する守護騎士達もそれに携わることになる。…それが理想系の形とも言える。
だけど…そのためには一度はやてを闇に落とさなければいけない。その闇から助け出すのも私達の仕事よ」

と、そこに仮面の男が二人して現れる。

「仮面の男!?」
「それも二人も!」

なのはとフェイトはすぐにバリアジャケットを展開して構えるが、

「大丈夫よ二人共。彼らとももう話はついている」
「えっ!?」
「どうやって!?」

さらに混乱する二人を尻目に魔法陣が浮かび上がりそこからはやてが転送されてきた。

「あれ…? なのはちゃんにフェイトちゃんにシホちゃん。それにみんな…なにをしてるん…?」
「大丈夫ですよ、主はやて…。今詳しい事情は話せずしばしの別れとなってしまいますがあなたが真の夜天の魔導書の主になる事を祈っています」
「シグナム…?」

仮面の男がその手に闇の書をとって開き、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラの四人のリンカーコアを吸収し出す。

「はやて…! あたしは信じているからな!」
「なに…言ってるの? ヴィータ…?」
「はやてちゃん…どうか真の目覚めを…そしてまた一緒に暮らしましょう」
「シャマル…!」
「主…もしまた会えるのでしたらまた、手料理を作ってください。私達は主の料理で活力をもらえます」
「ザフィーラ…!」

そして次第にその姿が消えていく守護騎士達。
最後に言葉を振り絞って、

「シュバインオーグ!」
「シホ!」
「シホちゃん…!」
「シュバインオーグ!」
『我が主を(はやてを)(はやてちゃんを)…頼んだぞ(頼みます)!!』

四人の言葉をもらい私はそれに力強く頷く。

「まかせて…!」

そして完全に守護騎士達は姿を消して闇の書に吸収された。
それにより闇の書は完成した。
はやては消えてしまった守護騎士達を呆然と見つめていた。

「なんなん、これ? シグナム達が消えてもうた…そんな、そんなん嫌や…いや、いやああああああああああああああああああああーーーーーーーーー!!!!」

はやては心からの
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