黒の剣士
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「いらっしゃい」
スキンヘッドの巨漢が出迎える
俺は今、ナギサのメールにより、パーティー結成の日に紹介された店へきていた。
町と同様混沌とした店内には先客が一人
「キリト、こいつが例のナギサのパートナーだ」
巨漢ーエギルの紹介を聞いて、彼は近寄ってくる
キリトという名には聞き覚えがあった。
情報を独占する悪のビーター、圧倒的な実力を誇る黒の剣士、超のつく無自覚女たらしなど、数々の異名を持つ男
彼が異名とは裏腹の人のよさそうな笑みを浮かべるので警戒が解けそうになるが、まずは先手を打って反応を見る
「<死神>ザインだ」
強調した<死神>の部分で俺と関わるなオーラを出したはずだったのだが、その黒づくめの男は笑顔で手を差し出してくる
「キリト、ソロだ。よろしく」
俺はその手を握ることを一瞬躊躇った
だがここで雰囲気を悪くしたくない
申し訳程度の握手だったがキリトは満足そうにうなずくと、指をエギルの方に向け、言う。
「気をつけろよ。こいつ結構ぼったくりだから」
「知ってる」
おそらくハーフなのだろうオーナーは大仰に反応する
「ひでぇなあ。お得意様の友達には真面目にやりますよ」
五分後二人の少女が入ってきた
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