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東方守勢録
第九話
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わ。こうなってしまったのだから、戦うしかないでしょう?」

「そうですよ。行動しなければなにも生み出せませんって」

「……そう……だな。うん……なんとかしよう」


皆に励まされなんとか立ち直った俊司。大きく深呼吸をすると、きたる革命軍に備えて戦闘態勢をとり始めた。

そんな中、咲夜がためらいながらも口を開いた。


「皆さまお待ちください」

「……どうしたの咲夜」

「……一つだけ出口がございます」

「咲夜?……何を言って」

「こちらです。ご案内いたします」


咲夜はそう言ってすたすたと歩き始める。俊司達は不思議に思いながらも咲夜の後についていった。



数分後


「ここは……」

「これはどういうこと?……咲夜」

「ここって……私が閉じ込められてた場所……だよね?」


フランは懐かしいひんやりとした地下室を見てそう言った。
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