死刃ーシバー
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あいつ等は俺を責めるだろう。いや、それとも笑って許すだろうか。なんといっても俺が＜死神＞だと知った上でパーティーを組んでくれた気の良い奴等だったからな
まあ、どっちにしろすぐ会える
今から、そっちへ行くよー
漆黒の鎌が俺の命を狩ろうと迫る
死を受け入れようと目を閉じた
しかし
いつまで経っても俺の体がポリゴン隗になることはなかった
俺は思わず、二度ある事は三度ある、ということわざを思い出していた
「ハァァッ」
裂帛の気合が響く
三度、ナギサの＜おせっかい＞によって俺の命は引き延ばされたのだ
死闘を始めた彼女を、死の覚悟をくじかれた俺は呆然と見ていた
だが、彼女のHPが赤に入ったことで我に帰る
ー俺が死んでもーもうこれ以上ー
「お前が死にかけてどうすんだよォォッ！」
二人の間に割り込み、熱い頭で十一連重攻撃技＜死刃＞を放つ
速度重視の細剣の現最高連撃と同数かつ高威力の刀裏奥義
「オぁぁぁッ！」
だがそんな最攻の技がタダでつかえるわけがない
硬直十五秒
それはボス戦では死を意味する
そんな一撃でもボスのHPを一段の四分の一程度削っただけ
今度こそ死んだ
そう思った俺の体を光が包んだ
「転移ーアルゲート」
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