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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十九話    『思い出される記憶。生まれる謎』
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Side アルフ


ザフィーラと戦闘中だけど、あいつもうあたしの動きについてきている!
前回一回戦っただけでもう動きが読まれてきてるっていうのかい!?
内心で少し戦々恐々しながらも気合を入れ直してあたしはザフィーラと拳をぶつけあう。

「あんたも使い魔…守護獣ならさ。ご主人様の間違いを正そうとしなくていいのかよ!」
「間違いなどではない!」
「なにっ!?」

ザフィーラの何かが込められている叫びにあたしは怯んでしまう。

「主は今必死になって守りたいものを守ろうと戦っている。それのどこに間違いがあるというのだ!」
「だからって…こんな事をしていたらさ!」
「犯罪だということは百も承知だ。罪があると言うならばいずれ裁かれよう。
だが、今は成し遂げねばならぬ事がある。その為の犠牲ならば甘んじてすべて受けよう!
守り通したいものがある。大切なモノがある。それを守ろうとする気持ちが間違いであると、貴様はそういうのか? 我と同じ守護の獣よ!」
「それは………ッ!」

あまりの覚悟の言葉にあたしは言葉が繋げられずに口ごもってしまう。
それにそれだとアーチャーや守護騎士達は誰かを守ろうとしているって事になるのか!

「でも…やっぱりさ!」
「我等には少なくても今他に考えられる術はない。故に、我らの願いは何人たりとも邪魔はさせん! 止めたくば…決死の覚悟で挑んでこい!!」
「ぐあっ!?」

いつの間にか一瞬で距離を詰められ腹に拳を貰ってしまう。
瞬動で一旦距離を置いて息と態勢を整える。

「…そうかい。なら全力であんたを止めるよ!」
「ついて来れるのならばな!」

あたしは更にギアを上げてザフィーラにかかっていった。


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Side 高町なのは


今私はエイミィさんと一緒に管制室でシホちゃん達を見ているところです。
シホちゃんはフェイトちゃんの見守り役として一緒についていったけどそれでも心配です。
また前みたいにシホちゃんが傷ついちゃうかもしれないと思うと怖くなるから。
でも、前に一度そのことを言ったら逆に私達も同じ事態になるかもしれない、と返されてしまったのでヴィータちゃんに一度やられちゃった身としては言い返せませんでした。
だから今は怪我がないように祈ることしかできません。
そしてシグナムさんと対峙した二人に突如として闇の書の主であるアーチャーさんが現れてシホちゃんと戦闘になっちゃった。
私も出たほうがいいかな? と思ったその時でした。
またアラート音が鳴り響いて一つの画面が開きそこには別の場所でヴィータちゃんが闇の書を持って飛んでいました。

「なんで、闇の書と闇の書の主が別々に動いているんだろう
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