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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-36 serious condition
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それだけを言い残して麗矢はISを展開して飛び去っていった。
楯無は飛び去る麗矢を目で追っていたが、今はシャルロットのことを心配するべきだ。
ラウラのもとへと行く。


シャルロットの周りは赤い液体で真っ赤になっている。
赤いもの、それは血。
血の海と化している。


「どう!?」
「非常に危ない状態だ。意識不明の重体、出血しすぎて血が足りない。一応、応急処置はした。あとは一刻も早く病院へ運ぶことだが……」


ラウラの言葉が途中で途切れる。
楯無は先を促したが、ラウラはしゃべろうとしなかった。
そのかわりにセシリアが引き継いで言う。


「今動かしますと、衝撃でショック死もあり得ますわ……私たちで運ぶのは無理でしょう」


絶望的であった。
だが、ここで諦めるわけにはいかない。
楯無は学園に、織斑千冬のもとへ通信をつないだ――――





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