第1話
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んですと!悠斗殿はそんなに頭がいいのですか!?」
「小十郎。控えよ。クラウディオ説明を続けよ」
小十郎が驚くのも無理はない。我は無論、紋白、英雄も驚いておるからの。李静初ですら、僅かに表情が変わったからの。 変化がなかったのはヒューム師匠位だ。
マサチューセッツ工科大学。通常MIT。全米指折りのエリート名門校の1つとされるアメリカマサチューセッツ州ケンブリッジ市にある私立大学だ。全米屈指のノーベル賞を授与する人材を輩出する大学だ。我が九鬼財閥でも技術者として働く者も多い。それほど由緒ある大学なのだ。
「説明を続けます。MITを8歳で卒業した悠斗殿は、外交官である父上がアメリカでの仕事を終えて日本に帰国します。それから15歳までは松笠市で生活しております。 日本では高校1年生まで過ごしております。
高校1年生の夏から父の仕事でドイツのリューベックに引っ越しております。そこで、3年を過ごし日本に帰国しております。ドイツに留学中はドイツ軍と共に紛争等の鎮圧作戦に参加していた様です。18歳の時に日本に帰国して生活されていたようです」
クラウディオが悠斗の経歴の説明を終える。
それにしても松笠市に悠斗は住んでいたのか。
ふと懐かしい人物を思い出す。
(武道四天王の鉄乙女殿は元気にされているであろうか?既に高校を卒業されているからな。久しく拳を交えておらぬな。鉄殿は強かったからな。今は、キリヤカンパニーで働いておられるのだっな。しかし、悠斗はドイツに住んでいた事もあったのだな。リューベックは町並みが世界遺産に登録されているな。悠斗とハネムーンに行くなら、世界1周旅行など良いかもしれんな!)
我は悠斗とのハネムーン旅行の内容を考えるのだった。
揚羽sideout
悠斗side
クラウディオさんからの説明で、この世界での俺の過去(神様が勝手に作った)が明らかになった。
(正直前の世界より、酷くなくて良かった。外交官の父親なら普通よりちょっと良い所の出ですむからな)
内心でホッとしている俺だが、この後クラウディオさんから追撃を入れられる事になる。
「ああ。それと、悠斗殿には幼なじみ様がおらっしゃいますね。松笠市で花屋を営んでいるフラワーショップ椰子の1人娘、椰子なごみさんですな」
(椰子なごみ!!?確かつよきすてゲームのヒロインだったよな!?確か、ツンデレじゃなくてクーデレだったかな?昔プレイしたんだが、半ば忘れてるな。思い出せない。美人なのは間違いない)
内心で驚いている俺を余所に、クラウディオさんが話を続ける。
「悠斗殿は幼なじみであり、家が隣同士だったためよくフラワーショップの手伝いをされていた様ですな」
「ほう〜。なんだ悠斗義兄上
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