暁 〜小説投稿サイト〜
自由気ままにリリカル記
十八話〜職が・・欲しいです・・・!!〜
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るのではないかと思う。
普通よりも運動神経の無い小学三年生の少女が魔法の世界に巻き込まれ、魔法のまの字も知らないのに直感で魔法を使い、世界をも破壊しかねないアイテムを集めているのだから精神的ストレスも溜まるんじゃないだろうか。


この世界はアニメが元であってもアニメみたいに全てが上手くいくことなんて有り得ない。


ジュエルシードが偶々主要人物の近くで発動することもあるにはあるが、二、三個同時に別々の場所で発動するなんてこともあるかもしれない。


いや、実際にあった。


一方は家でまったりしていた俺、もう一方は恐らくどこかにいるであろう別の転生者―――後で偶然姿を見たアリシアの言葉によると隠であった―――が封印したから特に周囲に被害が出ることも無く平和に済んだから良かったものの、魔導士の数が少なければすぐにでも海鳴市は甚大な被害を被っていただろう。


故に現在俺の手元にはジュエルシードが三つあるわけだが、そろそろ蒼也曰く、時空管理局が登場する頃らしい。
だからなのか、津神と佛坂、縁はそわそわし始め、秋山も若干殺気立っていた。

……まさか、男だからってクロノに襲い掛かるわけじゃないだろうな?


そして、時空管理局が出てくるのはジュエルシードの暴走体が木の化け物の時だという情報を蒼也から得たため、それが出た頃にでも時空管理局員とコンタクトを取ろうと思う。
さっさとジュエルシードを引き渡して、後は勝手に持ち帰ってもらえばいい。
既に呪いのための実験は終了した。どの程度の物が必要になるかは分かったのだが、魔力は然程必要では無かった。俺の魔力だけでも十分に足りる程のものだった。
だから後は依代と代償さえ払えば大丈夫。


……ついでに管理局に就かせてもらえないだろうかと思ったり。
俺は見た目子供だが親無しなため、毎月十万円の仕送りを神から貰っている。
これは俺が稼げるようになれば無くなるらしいが、残念ながら地球で職に就くのは少々難しいことも理解している。この体だ。社会人として人目を気にせず職に就くのは厳しいだろう。

だから、一通り学問を修めた後、ミッドチルダに移住して局員になろうと思う。
まあ、蒼也が言うには学業と並行でも働くことは可能だということなので局員にお願いすれば今からでも局員になることに対して問題は無いはず。
俺も中卒や高卒なんてものは嫌なため、ちょっと見栄を張って大学にも行ってみようかと考えていたりする。前世の頃は高校生の時に死んだから、俺の中で大学生は一種の憧れのような存在になっているのだ。


ということで、木の化け物が出てくるところには絶対に行こうと決意したわけなのだが。



「それじゃあ……お手柔らかにお願いします」

現在いるのはどこかのマンショ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ