ターン14 伝説!世界最強の片鱗!
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「さあ、俺はターンエンドだ。どうだ、このデッキの力!」
「ぐっ………」
『よし決めた、せっかく俺もここにいるんだし、発破くらいはかけてやりますかね』
「え、今何か言った?」
『ああ。…………なあ清明、まさかこんなとこで音を上げるんじゃねえだろうな?』
「で、でも………相手はあの遊戯さんのデッキだし、実際問題さっきからダメージだって通ってないし」
『お前もあれだな、強気になったり弱気になったり忙しい奴だな。なあ、そんなにデッキが信用できねえか?』
「えっ?」
『だってそうだろ?デュエルの途中であきらめるってのは、単に自信のなさの現れだぜ?と、俺は思う。まだデッキにはカードが残ってるし、墓地は肥えてる。手札がちと心もとないけど、ま、次のドローがあるだろ。次で起死回生の一発を引く。絶対に引く。そんなことも信じられないようじゃ、デュエリストなんてやってけないぜ。だいたい、昨夜の話を聞く限りじゃ昔のお前だってそう思ってたんだろ?その点だけ見りゃ、今のお前よりも前の方が数段マシだろうな。負けることを考えてそれを怖がってちゃ、その時点でもう負けてんだよ。何回負けたって次に食らいついてきゃいい、つまりはそーゆーこと』
ハッとした。ほんっと、コイツには背中押してもらってばっかりだよなぁ………でも、確かにそうだったかもしれない。あれだけ強気になってたのも、負けることへの恐怖の裏返しだったのかも。ちょっと目をつむって、深呼吸をする。こんなことをするのは、サイコ・ショッカーの事件以来初めてかもしれない。でも、おかげでちょっと目が覚めた。感謝の念を込めて振り返ると、ユーノといつの間にか出てきていたシャーク・サッカーと目が合った。ありがとう。
「僕のターン、ドロー!アトランティスの効果でレベル4になった深海の怒りを召喚!」
深海の怒り
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力・守備力は、自分の墓地の
魚族・海竜族・水族モンスターの数×500ポイントアップする。
『な、言った通りだろ?逆転の一手ってのは、出ると思ってりゃ出せるもんなんだよ。本気で願うなら、デッキは何かしら応えてくれるもんさ』
「今の僕の墓地にいるのはシーハンター、ウミノタウルス、シーラカンス、シャクトパス、オイスターマイスター、アーチャー、白タウナギ、そしてシーラカンスのコストで捨てたシャーク・サッカーの計八体。さらにアトランティスの上昇値も加えて、攻撃力はジョーカーを超える4200!!」
「馬鹿な、まだそんなモンスターを出すことができたのか!?」
深海の怒り 攻0→4200 守0→4200
「まずはジョーカーに攻撃!アビス・ライジング!」
深海の怒り 攻4200→アル
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