暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン14 伝説!世界最強の片鱗!
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はその部屋の中。部屋のど真ん中に配置されたガラスケースは割れていて、その横で鍵を持った姿勢のまま彫像のように固まっているクロノス先生。あー、えーっと、これは………

「クロノス先生、ついにドロボウまで」
「今ならまだ謝って全部返したら許してもらえるんじゃあ?」
「とりあえず、警備員さんに言わなきゃ」
「ちょちょちょちょちょ、ちょっと待つのーネ!」

 あ、復活した。とりあえず顔がえらいことになってるから涙をふきなさい。って言いたいのを我慢して、一体何があったのか事情を聴く。いくらなんでも先生は鍵持ってんだし、わざわざケース破らなくても持ち出しちゃうことはできるだろうし。そして、ついさっきまでデッキは間違いなくあったこともわかった。ここから導き出せる結論、それはつまり!

「まだh「まだ犯人はこの近くにいるはずだ、みんなで手分けして探そう!」

 三沢………セリフとらないでよ……。せっかく夢想もいることだし、カッコよく決めようと思ったのに。はあ、海の方でも探しに行ってみようかな。



「あ、翔。どう?なんかいた?」
「清明君、こっちは全然。もしかして、もう犯人はこの島にいないんじゃあ……」
「う〜ん………ん?ね、もしかしてアレ、今日の昼にもいた神楽坂とかいう人じゃあ」
「あ、本当だ!おーい、そんなところで何してるんだよー!」
『…………ほんっとに一度勝った相手には強気になれるタイプなんだな、翔』

 やたらと勝ち気な翔に、そんな翔の態度にちょっと呆れた様子のユーノ。ただ、神楽坂はこちらに背を向けたまま仁王立ちで海の方を見ている。別におかしなところはない。ただなんなんだろうか、このなんとも言えない嫌な予感は。と、今までこちらを無視し続けていた神楽坂がゆっくりと振り返る。その目は、不自然なほどの喜びと自信に満ち溢れていた。

「丸藤翔か、ちょうどいい。このデッキの実験台になってもらうぜ!」
「え、デュエル?…………いや、アニキだったらこの勝負も受けて立つはず!いいよ、また返り討ちにしてあげるから!」
「……えっと。置いてきぼりを食らったわけですが、どしたらよかろうでしょうかユーノさん」
『デュエルディスクの調子をチェックしとけよ。どうせすぐ出番だ』



「うわあっ!」

 翔 LP0

「もう負けた!?っていうか今のモンスターってあの」
『有翼幻獣キマイラ………【遊戯デッキ】を作るときにはほぼ必須モンスターだな』
「うう、ごめん清明君………負けちゃった」
「くっ、神楽坂!そのデッキ、やっぱり遊戯さんのだろ!」
「そうだが、それがどうかしたか?」
「今度は僕が相手だ!僕が勝ったら大人しくそのデッキは返してもらうよ!………翔、今すぐみんなをここに呼んできて!」
「わ、わかった!」


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