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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十七話    『管理局本局とリーゼ姉妹』
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そんなことを言われてつい言葉をどもってしまう。…なかなかに照れることを言ってくれるわね、この子は。

「そうかな…?」
「うん。きっと」
「うん…。今はまだシホちゃんやユーノ君、クロノ君に教えられているばっかしだし、そんな風になれるのがいつになるかよく分からないけど…」
「それは私も…。私も将来のことなんて全然わからないよ」
「私だってそうよ。現に私は一度道を踏み外している事だし…」

それで苦笑いを浮かべる二人。

「だから色んなことをしながら、色んなことと真っ直ぐ向き合いながら考えていこう」
「そうだね。…うん。シホちゃんとフェイトちゃんと一緒ならちゃんと考えられる気がする」
「うん。私はなのはとシホが一緒だから」
「一緒だからだね」
「そうそう。だからみんなでいい未来を築いていかなくちゃね。私も今度は道を踏み外さず生きていきたいし」
「頑張ろうね!」
「うん!」

三人で頑張ろう、と言っていると話をしにいったリーゼ姉妹が帰ってきたので私達はまたついていくのだった。


◆◇―――――――――◇◆


そして私達は管理局本局から戻ってきて今はハラオウン邸である。

「お帰り。フェイト、なのは、シホ」
「ただいま」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔するわね」
「クロノ、一人?」
「エイミィはアルフの散歩がてらアレックス達のところに食事を差し入れにいっているよ。二人共、インスタントばかりなんだそうだ」
「うーん、なるほど」
「それは頂けないわね。今度私が作りに行ってこようか?」
「気持ちだけ受け取っておくよ。それで艦長はフェイトの学校。担任の先生とお話だそうだ」
「うん」
「しかし君達…本局でリーゼ達になにか妙な事を吹き込まれたりしなかったか?」
「えぇ? 妙なことって?」
「どんなこと?」

妙になのは達の声が明るいわね。確かに色々と話をしてもらったものね。

「あの二人は腕は立つし仕事はしっかりしているんだがプライベート面がどうにも猫だから…」
「別にそんなに妙なことは言われてないもんね〜」
「ね〜」
「………、ならいいんだが…」
「ふふ。将来のことについて色々と話していたの」
「リーゼさんによると私は執務官。
なのはは武装局員の教官。
シホもなのはと同じで教官だけど別の意味での教官だって。なんでも管理局で取り入れていない体系を教える違うタイプの教官らしいの」
「それはまた、あの二人にしてはえらくまともな話を…。どういう風の吹き回しだろう?」
「クロノはどう思う?」
「確かに慧眼だな。似合うというかそれぞれの資質に対して的確だ」
「本当?」
「なのはの戦闘技術は実際大したもんだ。魔力任せのでたらめに見えて要所で基本に忠実だからな」
「当たり前よ。
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