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IS―事務員ですが、何か?―
何かするとは思ってたけどこれはないですよ…
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何故、何故こんなことに…。

私は今ものすごく面倒な書類と向き合っています。

それはイギリス代表候補性と中国代表候補生の学年別トーナメント辞退書類である。

「何でダメージレベルDを模擬戦で出せるんですかあなたたちは…」

私が言った愚痴に答える二人の人物。

「あたしだって好きでこんな損傷させたわけじゃないのよ」

「そうですわ!わたくしだってトーナメントに出れるものならでたいのにこんな屈辱な」

模擬戦でダメージレベルDを叩き出し、そのせいでトーナメントに出場できなくなった私にとっての問題児、セシリア・オルコットと凰 鈴音の二人だった。

「それで、何故こんなレベルになるまで損傷したのか本当の理由を教えてください。模擬戦程度でこんな損傷起きるわけがないでしょう?それも代表候補生ならそのくらいにくらいになるまでするとは想わないんです。こんな理由で参加できないとなればあなたたちの本国が納得するわけがないんですよ。だから本当の理由を教えてください」

学園のトーナメントに参加できないのはそれ相応の理由が必要になる。例えば更識簪さん。彼女は織斑一夏の白式の解析で手が離せないため専用機の開発が終わっていないから参加できないので国のお偉いがたも納得するしかない。しかし、模擬戦でダメージレベルDを負ったなどという理由ではその国のお偉い方は納得すわけがない。IS学園に専用機持ちとして送られてくる代表候補生はそのデータ取りのために専用機を持たせ、三年分の稼働データを得る。そしてあわよくば二次移行し、その武装を含めた二次移行をすれば大満足。それがIS学園の各国の思惑である。

そして他国との自国のISを戦わせるトーナメントは各国が一番重要視していることだ。他国のISのデータを取りつつ、自国のISを自慢できる恰好の機会。それを模擬戦でダメージが大きすぎて出れなくなりました、すみませんという理由では納得できない。きちんとした辞退理由がなければ納得することができないのだ。

「ああもうわかったわよ!ほんとは私とセシリアで模擬戦するつもりだったのにあのラウラ、ドイツ代表候補生がいきなり攻撃してきた挙句私たちの国に対する侮辱までした上に一夏のことまで馬鹿にされてそれでかっとなって模擬戦じゃなくて戦闘になってボロボロになるまで甚振られたのよ!これでいい!?」

「り、鈴さん、そう捲したてて言ったら理解できないのでは…」

「なるほど、自国の侮辱と織斑君の侮辱が理由でドイツ代表候補生と戦闘ですか」

「今の早口で分かったんですの!?」

ラウラ・ボーデヴィッヒ、この子はの行動は織斑君のことを除いても看過できることではない。肩書きとはいえ代表候補生、それも軍人がこのような他国を侮辱した挙句映像を見た限りだと殺す寸前までの過剰な攻
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