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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第13話 復活? ですよ?
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! って痛い痛い痛い!」

「修也! じっとして!」

「じゃあ、お邪魔のようだからお暇させてもらいましょうか」

そう言って飛鳥はドアのほうへと歩いていく

「飛鳥、助けて…!」

修也が飛鳥に助けを求めるが飛鳥はニコッと修也に向かって笑みを浮かべると

「修也君はしばらく絶対安静だそうだからしばらく動きを止めなさい(・・・・・・・・)

ギフトで拘束した

「じゃあね」

バタン

そう言って飛鳥は工房の外へと出た
その後、屋敷全体に修也の悲鳴が響いたとか

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時は過ぎ、昼下がり

ぼんやりと空を見上げてた修也にいきなり耀が話しかけてきた

「ねえ、修也。聞きたいことがあるんだけど」

「ん?」

「修也ってさ、昔、私と会ったことってある?」

「なに言ってんだ? 会ったことがあるはず「シュウ」っ!?」

耀の言葉に修也は動揺した

「やっぱり、修也はシュウなの?」

「……………」

しばらくの沈黙が辺りを包む
そして

「……おっす! ヨウ、遊びに来たぜ」

修也は病院で何度も言った台詞で答える

「え…?」

「何年ぶりかな、この台詞を言うのは」

「…ほんとに? ほんとにシュウなの?」

「そうだ」

耀はいきなり修也に抱きついた
あまりに突然だったせいか勢いあまってベッドに倒れこむ

「やっと…やっと会えた…」

修也は耀に会えなかった数年間、やっぱり心配とかしてくれてたのだろうか
と考える

「行方不明って聞いて心配したんだから」

行方不明
それを聞いた修也は少し複雑そうな顔をし
耀の体を起こす

「悪かったな」

耀は意を決したように言う

「ねえ、シュウ」

「ん?」

「好き」

「…………………」

「シュウ?」

耀は修也の顔の前で手を振る
反応は無し
チョンとつつくと修也の体は倒れた

「修也!?」

「あーー、わりぃ」

修也は腕で顔を隠す
そして

「嬉し過ぎてどうしたらいいか分かんねえ」

修也は腕をどけ、耀の顔を見ながら言う

「俺は初めてお前に会ったときから惚れてた」

「それって…」

修也は真剣な表情に変え、はっきりと言う

「俺も好きだ。耀」

耀の顔が喜びで赤く染まる
そして何を思ったのか修也に飛びついて


キスをした


「なっ!?」

修也の顔が更に赤くなる

「この前のお返し」

耀はいたずらに成功した子供のような無邪気な笑顔で言う
その時、修也の傷口が鼓動するよう
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