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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十六話    『守護騎士との出会いの話』
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です」

そんな感じであれよあれよという間にシグナム達ははやての親戚ということになり家に帰された。
そして家に到着して守護騎士達ははやてに自分達の使命について語ろうとしているが、どうやら私は関係ないらしく話をする前に席を外してもらえないかと言われた。
はやての身を案じてどうするべきかと悩んだが隣からはやての「待った!」という声が聞こえてきた。

「アーチャーも私の立派な家族や。だから仲間はずれしたらあかん!」
「ですが…」
「言うこと聞かんのやったら話はきかんよ?」

それではやての言い分にヴォルケンリッター達は折れて私も話しに参加できた。
内容としては自分達ヴォルケンリッターについてと闇の書、魔力の蒐集についてなど。特に関心を示した内容は666という数字。これにはなにやら不吉なものを感じた。
しかしはやては話を聞き終えると、

「私はなにかそういった縁があるんかもな」

笑いながらそういった事を話すはやては私との出会いのことを思い出しているのだろう。
確かにそうかもしれないな。
守護騎士達は何のことかわかっていないみたいだがな。

「まあ、とりあえず、わかったことが一つある。
闇の書の主として、守護騎士みんなの衣食住きっちり面倒見なあかん言うことや。
幸い住むとこはあるし、料理は得意や。
みんなのお洋服買うてくるからサイズ計らせてな?」

守護騎士達は面を食らったような表情をしているようだ。
それで私は思わず吹いて、

「ふっ、はやてらしいな」
「そやろー! ホンマはアーチャーの服も今からでも手配したいところなんよ?
でも人型になると魔力消費が激しい言うから我慢してったけど今回はいい機会や!」
「そうか。まぁいつまでもこんな服装にしとくわけにもいかないからな」

それからはやてが全員分のサイズを測り服装などを購入していった。
しかし、以前から思っていたがはやての親の友人で財産管理をしているグレアムという人物は何者なのか?
はやてが財政難に会わないのもこの人のおかげといってもいい。


閑話休題


とにかくはやては守護騎士達を私同様に家族に扱い、闇の書の蒐集に関しては望まなかった。
願えば足の麻痺も治せるかもしれない。
でもはやてはその為に人様に迷惑をかけるのは駄目だといって蒐集の禁止を命じた。
だから私達はただ家族が増えて一段と賑やかになった家庭で楽しく過していった。

だが、そんな日々に陰りが出てきた。
守護騎士達が現れてから半年くらい経った頃。
はやての足の病の進行速度が上がっていていずれ内蔵機能にも達して命にもかかわるという知らせ。

シグナム達がいうにはこれはただの病ではなく、闇の書の呪いというものだった。
はやての体…正確に言えばリンカーコアと
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