諦めたくない
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ながら言った。ゲツガはそれに対してそう言うとハイタッチを交わす。その後、キリトはサラマンダーの近づき腰を落とすと、肩をポンと叩く。
「よ、ナイスファイト」
「は……?」
さすがにいきなりナイスファイトとか言われてもわからんだろうよ、キリト。そう思いながら、ポーションを飲んでいく。
「いやあ、いい作戦だったよ。俺一人だったら速攻やられてたなあー。まあ、ゲツガのあんな予想外なことがなければやばかったよ」
「ひでぇな」
「ちょ、ちょっとキリト君、ゲツガ君何のんびりと会話してんの」
「まあまあ」
キリトはリーファにウインクをした後、左手を振ってウィンドウを出して、それをサラマンダーに見せながら言った。
「さて、物は相談なんだがキミ。これ、今の戦闘で俺たちがゲットしたアイテムと金なんだけどな。俺たちの質問に答えてくれたら、これ全部、キミにあげちゃおうかなーなんて思ってるんだけどなー。いいだろ、ゲツガ?」
「別にいいぞ。俺のいるもんは特になかったし」
「だそうだ」
そう言ってサラマンダーに詰め寄る。サラマンダーは何かがなくなっているのを確認するかのようにキョロキョロした。多分、リメインライトだろう、それが全部ないことを確認したサラマンダーはキリトに向き直って言った。
「……マジ?」
「マジマジ」
ニヤッと笑みを交す両者を見ながらゲツガは苦笑した。リーファはため息を吐いていた。
「男って……」
「なんか、みもふたもないですよね……」
「俺もはいんのかよ……」
ゲツガはため息を吐く。ユイとリーファの蔑視光線にも怯まない、キリトとサラマンダーの男は取引が成立したらしくグッと頷きあっていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
サラマンダーはキリトとの取引が終わると本当に話し始めた。
「今日の夕方かなあ、ジータクスさん、あ、さっきのメイジ隊のリーダーなんだけどさ、あの人から携帯メールで呼び出されてさ、オレ飯食ってたから断ろうとしたら強制招集だっつうのよ。入ってみたらたた二人を十二人で狩る作戦だつうじゃん。、いじめかよって思ったけどさ、昨日カゲムネさんのをやった相手だっつうからなるほどなって……それと、その後にもう一人追加されたから急遽三人追加もしたし」
「そのカゲムネっていうのは?」
「ランス隊の隊長だよ。シルフ狩りの名人なんだけどさ、昨日は珍しくコテンパンにやられて逃げて帰ってんだよね。あんたがやったんだろ?」
「いいや、やったのはこいつ。オレはその後に来たから知らない」
キリトは親指でゲツガを指す。
「指差すな」
ゲツガは鬱陶しそうに指を払ってキリトに話すように言う。しかし、その後
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