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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第105話:私たち、結婚します!(3)
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はが、きちんと涙を拭いて
なのはの実家への移動を促す。

「そうか。じゃあ、そろそろ行くか」

「うん。じゃあ、アリサちゃん、すずかちゃん。またね」

「うん。またね、なのはちゃん」

「なのは。初詣には行くの?」

「うん。そのつもりだよ」

「そう。じゃあ、また明日ね」

「うん。また明日」

俺となのはとヴィヴィオはアリサやすずかさんと手を振り合って別れると、
なのはの後に続いて、なのはの実家に向かって歩き始めた。

「なあ、ハツモウデってなんだ?」

「えっとね、明日は一年の初めの日でしょ。
 その日に、神様にお参りしに行くのを初詣っていうんだよ」
 
「へぇ。そんな風習があるんだ」

「うん。お正月はいろいろ特別なことがあるからね」

そんな他愛無い会話をしながら歩いて行くと、住宅街の中に入っていく。

「住宅街の雰囲気はミッドとそんなに変わんないな」

「そうかもね。都心の雰囲気はずいぶん違うけどね」

さらに5分ほど歩いたところで、なのはの足が止まった。
そこは小さな喫茶店の前だった。

「さ、着いたよ」

「は?何言ってんだよ。喫茶店の前だぞ」

俺がそう言うと、なのはは不思議そうに首を傾げる。

「え? ここがわたしの実家だよ」

そう言ってなのはが指差した喫茶店の看板には”翠屋”と書かれていた。


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