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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
候補生のお仕事
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 他の企業は知りませんがジャクソン社はIS関係が全て地下にある分上の建物に会議室や社員寮といった一般的な施設が集中しています。
 今私のいる40階部分にある会議室もその一つです。会議室だけでも結構な数になるので使う人の重要度で階数が変わってくるのですが、40階は最重要人物などの会合などに使われます。まあ言ってしまえば社長室の横にあるような部屋、と考えれば早いかもしれません。
 よくあるような会議室と言うよりは結構近い距離で10席あるだけの小さな会議室なのですが、私を含めて今その全ての席が埋まっています。
 EUから『イグニッションプラン』の指揮を執っているイギリス、イタリア、ドイツ、そしてフランス4国の国家代表と代表候補生。
 まず正面に座っているのはイギリスのジェーン・コールフィールド代表候補生とおなじみのセシリア・オルコット代表候補生。
 その右側にはドイツの国家代表ロベルティーネ・シャルンホルスト特務大尉、特務大尉を挟む形で右側にラウラ・ボーデヴィッヒ少佐、左側にパルティス・アシュレイ少尉。
 イギリスの左側には亡国機業敵役で最後まで戦った一人、イタリア空軍のフィオナ・ジェルミ少佐とユリア・アーセナル代表候補生。
 イタリアの左にはフランスの国家代表アリエル・ローラン少佐とジャンヌ・ヴェルヌ代表候補生。

 なんでしょう……冷や汗なのか緊張なのか変な汗しか出てこないんですけど……

 いえウィンザー様がいない分まだ楽なんですけどね。うわ、手が汗でベタベタだよ〜…… 
 一応今は資料を渡してその通り進めてます。資料を一通り見終わったのかジェルミ少佐が顔を上げて足を組むと同時に言葉を発しました。

「なるほど、スペック上ではかなりの期待が持てるわけだ。私の『フォルゴーレU(相棒)』も更に速くなるわけだな」

「汎用性という意味では採用する価値もあるかもしれん。ただ『ワンショット・ブースター』の使い道が難しいな。その辺はどうなんだ?」

「わ、『ワンショット・ブースター』に関しては今のところこちらでもまだ開発段階でして……」

 シャルンホルスト特務大尉の言葉に私はシドロモドロになりながらも答えます。こ、これちゃんと答えられていませんよね。うう、やりずらいなあ。
 え、て言うかなんか他の人と私を見る目が違う気がするんですけど気のせいでしょうか?

「実際に使ってみた感想としては?」

「速度や航続距離ではイギリスの『ストライク・ガンナー』を上回るとは思います。爆発力もありますしスピードだけなら恐らく負けることはないかと。ただ問題は……」

「機動性というわけですね。背後にブースターを集中しているせいで前面への加速は目を見張りますが小回りが利かない」

 コールフィー
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